概要
本項では裏サクセスに出演した場合の彼女についても触れる。
表サクセス
パワプロクンポケット11
主人公(11)がナマーズ寮の前で拾ったツボから現れた魔人娘。
魔人と同じく願いを叶える存在である。契約を結んだ人間以外は特別な感覚が無いと触れも見えもしない。主人公(11)にとって必要がなくなると消えてしまうらしい。
古風なしゃべり方をする。また、知識が多少偏っていて、それに主人公(11)が戸惑ってしまうこともしばしばである。見た目によらずマニアな一面もあり、マニアショップでDVDボックスやゲームを主人公(11)にねだったりする。主人公(11)と契約を行い、魔人の呪いから解放されたい、という願いを叶えようとするが力が足らずに返り討ちに遭い、以後は魔人の呪いを解呪するための条件を主人公が達成できるように協力するという形で契約を行おうとする。
実は主人公(11)の実家にあった古いツボや魔人の存在などのいろいろな原因、そして魔人にうんざりしていた主人公(11)の「どうせなら魔人が可愛い女の子だったらいいのに」という願いを触媒にして生まれた存在。そのため、知識や人格などは備わっているが、主人公(11)の前に現れる以前の記憶を持たない。
魔人と違って願いを叶えるという契約を交わすことにより力を得る。契約した願いを叶えるのに失敗すると消滅してしまう。生まれたばかりであるため術をかけるのが下手で、簡単な術でも失敗してしまう。術を使うとすぐに疲れてしまうが、これは主人公(11)が魔人の呪いにかかっていたため、彼からあまり力を得られなかったからである。2年目以降にシズヤの好感度が一定値以下になると、主人公(11)の力が届かなくなり消滅してしまう。
シズヤには他の彼女候補にはない専用パラメータである「術レベル」と「生命力」が存在する。術レベルが高いと最後にトゥルーエンドを迎えられる確率が上がるため、彼女に術をかけてもらって術レベルを上げることが重要であるが、同時に生命力が下がってしまう危険性がある。下がった生命力を回復することはできず、0になるとシズヤは消滅してしまう。
ノーマルエンドでは、契約した願いの成就により主人公(11)との縁がなくなり、シズヤを見ることも触れることも声を聞くこともできなくなってしまうものの、主人公(11)の最後の願いにより、主人公(11)はシズヤの存在を感じ取ることができ、シズヤが紙に文字を書くことで意志の疎通を行いながら二人で暮らしている。
トゥルーエンドでは、願いを叶え終わった主人公(11)からも消えなくて済む「願いを叶える存在ではない存在」になるために魔人の力も借りてシズヤが術を使い、成功する。主人公(11)の前に突然現れるなど魔人としての力は残っているようだが具田にも見えるようになっており、普通の人間にも見えて触れるようになっている。アルバムではシズヤがウエディングドレスを着ていることから結婚したと思われる。
パワプロクンポケット14
「とある少女の願い・主人公(14)の魔球・『過去に願いを叶える存在であった者』を触媒としてこの世界に具現化した存在」として登場。作中では、「天月紗矢香」の家の近所の主婦として認識されている。
11のシズヤとは「知識は共有しているが、精神的には別の個体」とプロフィールに明記されている。また、作中の行動は全てが紗矢香の願いを叶える為の行動とも記述されている。
裏サクセス
秘密結社編(パワポケ12裏)
魔族のシズヤとして登場、イーベル(「天月五十鈴」)のイベントに深く関わる。
本人は召喚された魔族であると語る。膨大な魔力を持ち、空間を操る魔術を得意とし、戦闘では毒の魔術を使用。しかしプロフィールによると無駄も多いとのこと。時間と空間の位相を少しずらすことによって、本気を出せば4人に分身する事も可能。
その正体は、かつて幼い主人公に召喚された精霊に近い存在。主人公(裏)がまだ未熟であったため、その場に定着できず異空間に飛ばされてしまった。その時のおぼろげな記憶から主人公(裏)の元へ辿り着き、助力することになる。
キャラ設定は、外見が西洋の魔女風になった事と非常に高い魔力を持つ事以外は11と似通っている。また、主人公(裏)からすればパカーディとキャラがかぶっているらしいのだが、そのことを指摘すると不機嫌になり、パカーディのことを「バカ王子」とまで言っている。
海洋冒険編(パワポケ13裏)
パラポルト沖の小島を拠点とする新興商船団「静かなる夜」の団長シズヤとして出演。
帆船オーベルジーヌ号の艦長も勤める。その正体は古代に存在した「ラーム大陸」の古代文明人で、最後の純血古代人である。元々はヒノモト在住であったが、ヒノモトで異宗教の弾圧が発生し、その弾圧に巻き込まれたためパラポルトへの移住を余儀なくされ、移住先で商船団を立ち上げた。
レン(「浅井漣」)と主人公(裏)が、レンの家に伝わる「謎の石版」の調査に乗り出したことを掴み、その調査に同行することとなる。この「謎の石版」はラーム大陸を復活させるために必要なものであり、彼女はその意図を隠して同行していたが、レンが石版を集めた後に、石版に残った残留思念に意識を乗っ取られる。その救出に当たるが、レンを解放する代わりに自分が乗っ取られることになる。だが、これを今度はレンと主人公(裏)が救出。石版の残留思念を追い出すことに成功して、彼女を救出する。ちなみに、石版の残留思念もまた別の世界の「シズヤ」である。
この一件以降主人公(裏)らの冒険の支援を行っており、野球人形のクライアントとして主人公(裏)から野球人形を買い取り、冒険の援助をしている。また、オーベルジーヌ号で主人公(裏)の冒険先に偶然を装って援助を渡しに来たり、古代文明の遺跡がある島を船団根拠地として買い取り、それを主人公(裏)らに開放して冒険させたりしている。なお、開放した遺跡では、戦闘前に古代文明人としての不思議な力を使った彼女と直接戦闘することもできる(戦闘においては不思議な力に頼らず、マスケット銃を使用している模様)。また、オーベルジーヌ号に代わり船団として保有している戦列艦ニュイコゥワ号を繰り出してくることもある。