シャドウホーク(メック)
おこさまらんちいうな
名称 | SHD-2H シャドウホーク |
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重量 | 55トン |
エンジン | コアテック275 |
歩行速度 | 54.0km/h(5MP) |
走行速度 | 86.4km/h(8MP) |
ジャンプ能力 | 90m(3MP) |
放熱器 | 12基 |
武装 | 中口径レーザーx1 |
オートキャノン5x1 | |
2連装短距離ミサイルx1 | |
5連装長距離ミサイルx1 | |
価格 | 453万9381 Cビル |
概要
バトルテックに於いて最もバランスが取れていると言われる55トンのメック。
近距離用に中口径レーザーと2連装短距離ミサイル(SRM2)を、長距離用にはオートキャノン5(AC5)と5連装長距離ミサイル(LRM5)を装備し、更にジャンプ能力も備える。
そして特筆する点として限界までジャンプを行い、全武装を一斉発射してもすべて放熱可能である。この特性から、万能メックと呼ばれる高性能機である。
実情
上記の性能から「いつでもとりあえず何かが出来る」と言う機体ではあるが、同時に「どれも中途半端」というのが多くのプレイヤーからの評価。
近距離/遠距離用の武器をバランスよく備えているが、ダメージを一点に集中させるのが基本戦術のバトルテックと言うゲームに於いて、武器の有効射程が揃わないはかなりのデメリットである。また全武装が命中し、ミサイルが全弾命中しても合計ダメージが19点にしかならないというの結構な問題である。というのもバトルテックでは「各フェイズに受けた合計ダメージが20点以上になると、転倒するかどうかの判定を行わなければならない」というルールがあるのだが、これはつまりシャドウホークは単体では相手を射撃フェイズで転倒させられないと言う事になるのである(同重量メックは遠距離特化のグリフィン、近距離を重視したウルバリーンなので、シャドウホークの中途半端さが余計に悪目立ちすると言うのもある)。
ジャンプ能力があると言っても3ヘクス分しかなく、これも同重量メック二機の5ヘクスに比べて劣る。
また、使用する実弾兵器の種類が多いため必然的に違う種類の弾薬を胴体各部に積まなければならないため、胴体装甲がはがれた後の致命的命中も怖い。(とくになかなか弾数の減らないSRM2)
こう言った「色々揃っているが、どれも物足りない」性能から「お子様ランチ」呼ばわりされることもしばしば(上記の通り、「何でもできる」という武装と「熱管理不要」という特徴からも「初心者向け」という揶揄を込めて称される事もある)。
改造
こういった理由で改造が行われることも多い。
その場合、大体においてまず真っ先に重いわりにダメージ効率の悪いAC5が外され、威力の低いSRM2も他の武装に変更されることが多い。火力を集中させるために最低射程が長すぎるLRM5も射程を揃える為に別の物に替えられ、気がつけば最初の武装は中口径レーザーしか残らなかったと言うのもシャドウホークあるあるである。
STEAM版
全体的に武装の威力と熱量が見直された結果、ボドゲ版ではいらない子よりだったAC5のダメージが飛躍的に上昇し(45点、ボドゲ版の1点につきSTEAM版の5点相当なのでほとんど倍近い火力になった)泣き所だった火力の低さが大幅に改善。更には粒子ビーム砲の熱量が増え使い勝手が悪くなったので(熱35。熱の方はボドゲ1点に対しSTEAM版3点で追加放熱器なしだと静止状態でも毎ターン撃てない)、無改造でも遠距離戦でグリフィンを上回れるようになった。本ゲームではパイロットの戦術ステを上げることにより近距離ペナルティを相殺できるので、粒子ビームや大口径レーザーと異なりAC5なら中口径レーザーや短距離ミサイルといった近距離火器と気軽に併用できるという利点も生まれた。
ジャンプの熱量が飛躍的に増えてしまったのでさすがにボドゲ版のようにジャンプしながら全力射撃してもフル排熱とはいかなくなったが、それでも歩きながらなら問題はないし、何よりも火力の向上(しかも序盤の難易度では敵の装甲が薄いためAC5が頭部に決まれば一発撃破も可能)がうれしい。
というわけで、AC5が砲弾系火器を詰めるなら是非とも積んどけレベルの万能火器に昇格したため、改造するなら今作でもやはり微妙なSRM2を弾薬ごと外して
・遠距離を強化するならLRM5を追加でもう一つ。
・逆に近距離強化なら中口径レーザー追加一つとジャンプジェット二つ追加で近接火力と機 動力の確保
といったところだろうか。