ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
ダグラムとは、太陽の牙ダグラムに登場するコンバットアーマー

鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は、二度と火を吹く事は無い…

鉄の戦士は死んだのだ…


概要

太陽の牙ダグラム』に於けるコンバットアーマー

サマリン博士ら反政府ゲリラの手によって、デロイア星の科学力を結集して開発された。

地球製コンバットアーマーを研究し、更にデロイア星の特殊な環境に最適化されたXネブラ対応型となっている…とされるが、産業面で地球に大きく後れを取っている惑星デロイアで科学者陣が0からコンバットアーマーを造る事は出来ない。

実際は戦車メーカーアビテードの子会社であるアイアンフット社と共同で極秘裏に産み出された代物(ヘイスティの各部が似ているのはその為 コミックボンボン84年3月号参照)で連邦政府内部に僅かにいるデロイア独立賛同派も一役買ったようだ。そのため、厳密に言えばデロイアの科学者たちが引いた図面を元に地球で造ったコンバットアーマーである(精密パーツの70%は地球製)。


一番の特徴はとても簡単に機体を各部パーツにバラせ、短時間だが防水性能もある事に尽きる。機体を6つに分解して運ぶことができるのはコンバットアーマー共通の特徴(長距離輸送時の機動性確保の為)だが、ダグラムはその部分がより改良されており、作業員が2人とクレーンがあれば簡単に分解・組立ができるほど簡略化されている。防水性能も後に登場する水陸両用コンバットアーマーと違い遠距離武装を装備したままで活動可能と、徹底してゲリラ戦に特化した性能を持っている。単独で戦闘する場合が多かった為にこれらの機能が大いに役立っている。


主人公、クリン・カシムの搭乗機となり、デロイア独立を阻む連邦軍と戦う事になる。


基本武装は電磁式で熱波弾を発射するリニアガン(右腕に装着するタイプ)と、コクピット脇の左右に取り付けられた連装マルチディスチャージャー、左手甲の下に配備された連装20mmチェーンガン。作中のリニアガンや実弾兵器のマグランチャーは殆どが両手持ち式の銃タイプのものだった為、腕に装着することでもう片方が自由になり、素早く行動に移せることは大きな利点だった。マルチディスチャージャーは通常のミサイルとスモーク弾を装備していた。


初期の状態でも十分強力な機体だったが、物語中盤で外付けのターボエンジンとリニアガンの約5.6倍の破壊力を持つリニアカノンを搭載したターボザックを背部に装着することで火力が上がり、更に燃費が改善されたことでリニアガンの連射が可能になった。リニアカノンは通常の熱波弾以外にも炸裂弾も発射が可能。ただし重量も増加したために機動力(ジャンプ力)が落ちているらしく、その弱点を突かれて高所からの攻撃に苦戦する場面もあった。このターボザックは連邦軍に先駆けて開発されたもので、後に連邦軍側にも外付けエンジンのみのターボザックを装備した機体が登場したが、量産体制が整わなかったのか旧型のコンバットアーマーの近代化改修に使われた4機のみに止まり、ほぼダグラムの専用装備と言える。


さらに終盤ではクリンの仲間のチコがどこからか見つけてきた9連ミサイルポッドを右側のマルチディスチャージャーと交換する形で装備し、対コンバットアーマー戦能力により一層磨きがかかる。この頃にはクリンの操縦技術の向上と合わさり、単独で多数のコンバットアーマーをあっという間に撃破するほどの無双ぶりを発揮した。このターボザックとミサイルポッドを装備した最終形態は他媒体でヤクトタイプと呼ばれている。


強力な武装の他には双発エンジンによる高パワーでの格闘戦を得意としており、敵機の脇腹を殴って抉る、一本背負いのように投げる、ガンナータイを足から持ち上げる、掴まれた腕を掴み返して逆に引きちぎる、高くジャンプして頭部を蹴り砕くなど、他のコンバットアーマーにはなかなかできない豪快な動きができる。

他にも太田垣康男氏が描いた漫画版では、右腕に油圧式の大型カッターを装備していた。


余談

作中での無敵な活躍ぶりに反して物語での扱いは頗る悪い。

まず第1話冒頭でいきなり朽ち果ている(ただしこれは時系列的に最終回より後の話であり、朽ちたダグラムを見たキャナリーが昔を懐かしむ所から本編が始まる)。

そして第7話まで登場しない(それまではソルティック(ラウンドフェイサー)が主役機だった)。

更に物語終盤では休戦の為にと一時接収される。取り返したものの、最終回での再接収を拒むクリンが自爆させてしまう(そして第一話冒頭の朽ち果てた姿につながる)。

しかも政治的な決着が優先されたため大局には余り関与せず、ストーリーの大筋的には居なくても物語は成立してしまう。

と言うように、とても番組タイトルに使用されている主人公機とは思えないほど扱いが悪い。

とはいえ、上述のラストシーンはクリンのダグラムへの想いゆえの決断であり仲間達からは愛された機体と言える。


戦闘シーンでは度々ジャンプしている。ジャンプ→背後から撃たれる、というパターンも結構あった。これはロボットアニメとして躍動感を持たせつつ作画にかかるコストを減らしてスタッフの負担を軽減するためのアイデアと言われていて、この躍動感の維持と作画負担の減少を両立させた戦闘表現の方法として後に生み出されたのが、ボトムズで有名なローラーダッシュ機構である。


作劇の都合上、扱いの悪い本機だが、主役機だけに当時はそれなりに人気はあったようである。

アニメの主役ロボットと言えば、「オモチャ」っぽいデザインが普通であった当時、ダグラムの醸す「兵器」的な雰囲気は斬新であった。

(『顔の無い主役ロボット』が、玩具メーカーに受け入れられた事は、当時は画期的であったらしい)

兵器としてのロボットの描写は、後のサンライズ作品である「装甲騎兵ボトムズ」にも色濃く反映されている。

ダグラムのデザインは、今日のリアルロボットアニメの先鞭となるものであったと言えよう。

別系列でデザインされた右腕のリニアガン以外は大御所、大河原邦男氏がデザインした。

が、氏は右腕に固定されているリニアガンに関してはいたく否定的(曰く、「銃を手に握りしめているのはロボットとして最もカッコいいビジュアル」とのこと)であり、後年、デロイアの独立後に正式に配備されたという設定で氏がデザインした量産型ダグラムは銃を手に持っていた。


↑「作中での無敵な活躍ぶり」補足

たとえば敵側のソルティックH8ラウンドフェイサーなどは

片膝を打ち抜かれて転倒しただけで爆発四散してしまうのだが、

ダグラムは劇中異常なまでに頑丈であり、敵側のリニアガンの直撃を受けても、「うわぁー」とのけぞるだけですぐに起き上がって来るのである(ちなみに四脚のクラブガンナーだと転倒した地点でアウト)。

かの「鉄の城」ですら溶けたり切り刻まれたりするのに対し、

ダグラムはせいぜい関節が外れる程度の損傷しか負わない(自ら外したこともある)。

一番の深手でもせいぜい左右の腕が1回ずつ壊れた程度。

耐久性自体も滅茶苦茶であり、最初から最期まで最前線でまともなメンテ抜きで運用され続けても、オーバーホールは1回だけで済んだ。(一応メカニックのハックルは「酷使し続けている」と指摘している。)

リアルロボットでありながらここまでメンテフリーなのだから恐れ入る。

一応、「双発エンジンなので燃費が悪い」「デロイアの電磁波事情を考慮してマニュアル操作重視の設計にしたので操縦が難しい」「他の二脚型と同様、接地圧が高いため、砂漠や雪原等、悪路では歩行安定性に欠ける」といった特有の弱点はあるのだが、それでも無敵な活躍は止まらなかった。しかも燃費の問題は上述のターボザックによって改善されている。

そして恐ろしい事に、このダグラムは当初、ゲリラ達の手で量産される予定だった。

ゲリラ狩りから逃れる際に、連邦軍に奪われるの防ぐために設計図を処分してしまったことで量産は実現しなかったが、もし量産された暁には連邦など…と言えるだろう。(量産こそならなかったが、この機体のノウハウを取り入れた兄弟機のような存在のヘイスティが後にダグラムの味方に付いたので、ある意味当初の目的が一部達成できたともいえる。)

関連イラスト


関連タグ

コンバットアーマー 太陽の牙ダグラム テレビ東京

鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は、二度と火を吹く事は無い…

鉄の戦士は死んだのだ…


概要

太陽の牙ダグラム』に於けるコンバットアーマー

サマリン博士ら反政府ゲリラの手によって、デロイア星の科学力を結集して開発された。

地球製コンバットアーマーを研究し、更にデロイア星の特殊な環境に最適化されたXネブラ対応型となっている…とされるが、産業面で地球に大きく後れを取っている惑星デロイアで科学者陣が0からコンバットアーマーを造る事は出来ない。

実際は戦車メーカーアビテードの子会社であるアイアンフット社と共同で極秘裏に産み出された代物(ヘイスティの各部が似ているのはその為 コミックボンボン84年3月号参照)で連邦政府内部に僅かにいるデロイア独立賛同派も一役買ったようだ。そのため、厳密に言えばデロイアの科学者たちが引いた図面を元に地球で造ったコンバットアーマーである(精密パーツの70%は地球製)。


一番の特徴はとても簡単に機体を各部パーツにバラせ、短時間だが防水性能もある事に尽きる。機体を6つに分解して運ぶことができるのはコンバットアーマー共通の特徴(長距離輸送時の機動性確保の為)だが、ダグラムはその部分がより改良されており、作業員が2人とクレーンがあれば簡単に分解・組立ができるほど簡略化されている。防水性能も後に登場する水陸両用コンバットアーマーと違い遠距離武装を装備したままで活動可能と、徹底してゲリラ戦に特化した性能を持っている。単独で戦闘する場合が多かった為にこれらの機能が大いに役立っている。


主人公、クリン・カシムの搭乗機となり、デロイア独立を阻む連邦軍と戦う事になる。


基本武装は電磁式で熱波弾を発射するリニアガン(右腕に装着するタイプ)と、コクピット脇の左右に取り付けられた連装マルチディスチャージャー、左手甲の下に配備された連装20mmチェーンガン。作中のリニアガンや実弾兵器のマグランチャーは殆どが両手持ち式の銃タイプのものだった為、腕に装着することでもう片方が自由になり、素早く行動に移せることは大きな利点だった。マルチディスチャージャーは通常のミサイルとスモーク弾を装備していた。


初期の状態でも十分強力な機体だったが、物語中盤で外付けのターボエンジンとリニアガンの約5.6倍の破壊力を持つリニアカノンを搭載したターボザックを背部に装着することで火力が上がり、更に燃費が改善されたことでリニアガンの連射が可能になった。リニアカノンは通常の熱波弾以外にも炸裂弾も発射が可能。ただし重量も増加したために機動力(ジャンプ力)が落ちているらしく、その弱点を突かれて高所からの攻撃に苦戦する場面もあった。このターボザックは連邦軍に先駆けて開発されたもので、後に連邦軍側にも外付けエンジンのみのターボザックを装備した機体が登場したが、量産体制が整わなかったのか旧型のコンバットアーマーの近代化改修に使われた4機のみに止まり、ほぼダグラムの専用装備と言える。


さらに終盤ではクリンの仲間のチコがどこからか見つけてきた9連ミサイルポッドを右側のマルチディスチャージャーと交換する形で装備し、対コンバットアーマー戦能力により一層磨きがかかる。この頃にはクリンの操縦技術の向上と合わさり、単独で多数のコンバットアーマーをあっという間に撃破するほどの無双ぶりを発揮した。このターボザックとミサイルポッドを装備した最終形態は他媒体でヤクトタイプと呼ばれている。


強力な武装の他には双発エンジンによる高パワーでの格闘戦を得意としており、敵機の脇腹を殴って抉る、一本背負いのように投げる、ガンナータイを足から持ち上げる、掴まれた腕を掴み返して逆に引きちぎる、高くジャンプして頭部を蹴り砕くなど、他のコンバットアーマーにはなかなかできない豪快な動きができる。

他にも太田垣康男氏が描いた漫画版では、右腕に油圧式の大型カッターを装備していた。


余談

作中での無敵な活躍ぶりに反して物語での扱いは頗る悪い。

まず第1話冒頭でいきなり朽ち果ている(ただしこれは時系列的に最終回より後の話であり、朽ちたダグラムを見たキャナリーが昔を懐かしむ所から本編が始まる)。

そして第7話まで登場しない(それまではソルティック(ラウンドフェイサー)が主役機だった)。

更に物語終盤では休戦の為にと一時接収される。取り返したものの、最終回での再接収を拒むクリンが自爆させてしまう(そして第一話冒頭の朽ち果てた姿につながる)。

しかも政治的な決着が優先されたため大局には余り関与せず、ストーリーの大筋的には居なくても物語は成立してしまう。

と言うように、とても番組タイトルに使用されている主人公機とは思えないほど扱いが悪い。

とはいえ、上述のラストシーンはクリンのダグラムへの想いゆえの決断であり仲間達からは愛された機体と言える。


戦闘シーンでは度々ジャンプしている。ジャンプ→背後から撃たれる、というパターンも結構あった。これはロボットアニメとして躍動感を持たせつつ作画にかかるコストを減らしてスタッフの負担を軽減するためのアイデアと言われていて、この躍動感の維持と作画負担の減少を両立させた戦闘表現の方法として後に生み出されたのが、ボトムズで有名なローラーダッシュ機構である。


作劇の都合上、扱いの悪い本機だが、主役機だけに当時はそれなりに人気はあったようである。

アニメの主役ロボットと言えば、「オモチャ」っぽいデザインが普通であった当時、ダグラムの醸す「兵器」的な雰囲気は斬新であった。

(『顔の無い主役ロボット』が、玩具メーカーに受け入れられた事は、当時は画期的であったらしい)

兵器としてのロボットの描写は、後のサンライズ作品である「装甲騎兵ボトムズ」にも色濃く反映されている。

ダグラムのデザインは、今日のリアルロボットアニメの先鞭となるものであったと言えよう。

別系列でデザインされた右腕のリニアガン以外は大御所、大河原邦男氏がデザインした。

が、氏は右腕に固定されているリニアガンに関してはいたく否定的(曰く、「銃を手に握りしめているのはロボットとして最もカッコいいビジュアル」とのこと)であり、後年、デロイアの独立後に正式に配備されたという設定で氏がデザインした量産型ダグラムは銃を手に持っていた。


↑「作中での無敵な活躍ぶり」補足

たとえば敵側のソルティックH8ラウンドフェイサーなどは

片膝を打ち抜かれて転倒しただけで爆発四散してしまうのだが、

ダグラムは劇中異常なまでに頑丈であり、敵側のリニアガンの直撃を受けても、「うわぁー」とのけぞるだけですぐに起き上がって来るのである(ちなみに四脚のクラブガンナーだと転倒した地点でアウト)。

かの「鉄の城」ですら溶けたり切り刻まれたりするのに対し、

ダグラムはせいぜい関節が外れる程度の損傷しか負わない(自ら外したこともある)。

一番の深手でもせいぜい左右の腕が1回ずつ壊れた程度。

耐久性自体も滅茶苦茶であり、最初から最期まで最前線でまともなメンテ抜きで運用され続けても、オーバーホールは1回だけで済んだ。(一応メカニックのハックルは「酷使し続けている」と指摘している。)

リアルロボットでありながらここまでメンテフリーなのだから恐れ入る。

一応、「双発エンジンなので燃費が悪い」「デロイアの電磁波事情を考慮してマニュアル操作重視の設計にしたので操縦が難しい」「他の二脚型と同様、接地圧が高いため、砂漠や雪原等、悪路では歩行安定性に欠ける」といった特有の弱点はあるのだが、それでも無敵な活躍は止まらなかった。しかも燃費の問題は上述のターボザックによって改善されている。

そして恐ろしい事に、このダグラムは当初、ゲリラ達の手で量産される予定だった。

ゲリラ狩りから逃れる際に、連邦軍に奪われるの防ぐために設計図を処分してしまったことで量産は実現しなかったが、もし量産された暁には連邦など…と言えるだろう。(量産こそならなかったが、この機体のノウハウを取り入れた兄弟機のような存在のヘイスティが後にダグラムの味方に付いたので、ある意味当初の目的が一部達成できたともいえる。)

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鉄の戦士は死んだのだ…


概要

太陽の牙ダグラム』に於けるコンバットアーマー

サマリン博士ら反政府ゲリラの手によって、デロイア星の科学力を結集して開発された。

地球製コンバットアーマーを研究し、更にデロイア星の特殊な環境に最適化されたXネブラ対応型となっている…とされるが、産業面で地球に大きく後れを取っている惑星デロイアで科学者陣が0からコンバットアーマーを造る事は出来ない。

実際は戦車メーカーアビテードの子会社であるアイアンフット社と共同で極秘裏に産み出された代物(ヘイスティの各部が似ているのはその為 コミックボンボン84年3月号参照)で連邦政府内部に僅かにいるデロイア独立賛同派も一役買ったようだ。そのため、厳密に言えばデロイアの科学者たちが引いた図面を元に地球で造ったコンバットアーマーである(精密パーツの70%は地球製)。


一番の特徴はとても簡単に機体を各部パーツにバラせ、短時間だが防水性能もある事に尽きる。機体を6つに分解して運ぶことができるのはコンバットアーマー共通の特徴(長距離輸送時の機動性確保の為)だが、ダグラムはその部分がより改良されており、作業員が2人とクレーンがあれば簡単に分解・組立ができるほど簡略化されている。防水性能も後に登場する水陸両用コンバットアーマーと違い遠距離武装を装備したままで活動可能と、徹底してゲリラ戦に特化した性能を持っている。単独で戦闘する場合が多かった為にこれらの機能が大いに役立っている。


主人公、クリン・カシムの搭乗機となり、デロイア独立を阻む連邦軍と戦う事になる。


基本武装は電磁式で熱波弾を発射するリニアガン(右腕に装着するタイプ)と、コクピット脇の左右に取り付けられた連装マルチディスチャージャー、左手甲の下に配備された連装20mmチェーンガン。作中のリニアガンや実弾兵器のマグランチャーは殆どが両手持ち式の銃タイプのものだった為、腕に装着することでもう片方が自由になり、素早く行動に移せることは大きな利点だった。マルチディスチャージャーは通常のミサイルとスモーク弾を装備していた。


初期の状態でも十分強力な機体だったが、物語中盤で外付けのターボエンジンとリニアガンの約5.6倍の破壊力を持つリニアカノンを搭載したターボザックを背部に装着することで火力が上がり、更に燃費が改善されたことでリニアガンの連射が可能になった。リニアカノンは通常の熱波弾以外にも炸裂弾も発射が可能。ただし重量も増加したために機動力(ジャンプ力)が落ちているらしく、その弱点を突かれて高所からの攻撃に苦戦する場面もあった。このターボザックは連邦軍に先駆けて開発されたもので、後に連邦軍側にも外付けエンジンのみのターボザックを装備した機体が登場したが、量産体制が整わなかったのか旧型のコンバットアーマーの近代化改修に使われた4機のみに止まり、ほぼダグラムの専用装備と言える。


さらに終盤ではクリンの仲間のチコがどこからか見つけてきた9連ミサイルポッドを右側のマルチディスチャージャーと交換する形で装備し、対コンバットアーマー戦能力により一層磨きがかかる。この頃にはクリンの操縦技術の向上と合わさり、単独で多数のコンバットアーマーをあっという間に撃破するほどの無双ぶりを発揮した。このターボザックとミサイルポッドを装備した最終形態は他媒体でヤクトタイプと呼ばれている。


強力な武装の他には双発エンジンによる高パワーでの格闘戦を得意としており、敵機の脇腹を殴って抉る、一本背負いのように投げる、ガンナータイを足から持ち上げる、掴まれた腕を掴み返して逆に引きちぎる、高くジャンプして頭部を蹴り砕くなど、他のコンバットアーマーにはなかなかできない豪快な動きができる。

他にも太田垣康男氏が描いた漫画版では、右腕に油圧式の大型カッターを装備していた。


余談

作中での無敵な活躍ぶりに反して物語での扱いは頗る悪い。

まず第1話冒頭でいきなり朽ち果ている(ただしこれは時系列的に最終回より後の話であり、朽ちたダグラムを見たキャナリーが昔を懐かしむ所から本編が始まる)。

そして第7話まで登場しない(それまではソルティック(ラウンドフェイサー)が主役機だった)。

更に物語終盤では休戦の為にと一時接収される。取り返したものの、最終回での再接収を拒むクリンが自爆させてしまう(そして第一話冒頭の朽ち果てた姿につながる)。

しかも政治的な決着が優先されたため大局には余り関与せず、ストーリーの大筋的には居なくても物語は成立してしまう。

と言うように、とても番組タイトルに使用されている主人公機とは思えないほど扱いが悪い。

とはいえ、上述のラストシーンはクリンのダグラムへの想いゆえの決断であり仲間達からは愛された機体と言える。


戦闘シーンでは度々ジャンプしている。ジャンプ→背後から撃たれる、というパターンも結構あった。これはロボットアニメとして躍動感を持たせつつ作画にかかるコストを減らしてスタッフの負担を軽減するためのアイデアと言われていて、この躍動感の維持と作画負担の減少を両立させた戦闘表現の方法として後に生み出されたのが、ボトムズで有名なローラーダッシュ機構である。


作劇の都合上、扱いの悪い本機だが、主役機だけに当時はそれなりに人気はあったようである。

アニメの主役ロボットと言えば、「オモチャ」っぽいデザインが普通であった当時、ダグラムの醸す「兵器」的な雰囲気は斬新であった。

(『顔の無い主役ロボット』が、玩具メーカーに受け入れられた事は、当時は画期的であったらしい)

兵器としてのロボットの描写は、後のサンライズ作品である「装甲騎兵ボトムズ」にも色濃く反映されている。

ダグラムのデザインは、今日のリアルロボットアニメの先鞭となるものであったと言えよう。

別系列でデザインされた右腕のリニアガン以外は大御所、大河原邦男氏がデザインした。

が、氏は右腕に固定されているリニアガンに関してはいたく否定的(曰く、「銃を手に握りしめているのはロボットとして最もカッコいいビジュアル」とのこと)であり、後年、デロイアの独立後に正式に配備されたという設定で氏がデザインした量産型ダグラムは銃を手に持っていた。


↑「作中での無敵な活躍ぶり」補足

たとえば敵側のソルティックH8ラウンドフェイサーなどは

片膝を打ち抜かれて転倒しただけで爆発四散してしまうのだが、

ダグラムは劇中異常なまでに頑丈であり、敵側のリニアガンの直撃を受けても、「うわぁー」とのけぞるだけですぐに起き上がって来るのである(ちなみに四脚のクラブガンナーだと転倒した地点でアウト)。

かの「鉄の城」ですら溶けたり切り刻まれたりするのに対し、

ダグラムはせいぜい関節が外れる程度の損傷しか負わない(自ら外したこともある)。

一番の深手でもせいぜい左右の腕が1回ずつ壊れた程度。

耐久性自体も滅茶苦茶であり、最初から最期まで最前線でまともなメンテ抜きで運用され続けても、オーバーホールは1回だけで済んだ。(一応メカニックのハックルは「酷使し続けている」と指摘している。)

リアルロボットでありながらここまでメンテフリーなのだから恐れ入る。

一応、「双発エンジンなので燃費が悪い」「デロイアの電磁波事情を考慮してマニュアル操作重視の設計にしたので操縦が難しい」「他の二脚型と同様、接地圧が高いため、砂漠や雪原等、悪路では歩行安定性に欠ける」といった特有の弱点はあるのだが、それでも無敵な活躍は止まらなかった。しかも燃費の問題は上述のターボザックによって改善されている。

そして恐ろしい事に、このダグラムは当初、ゲリラ達の手で量産される予定だった。

ゲリラ狩りから逃れる際に、連邦軍に奪われるの防ぐために設計図を処分してしまったことで量産は実現しなかったが、もし量産された暁には連邦など…と言えるだろう。(量産こそならなかったが、この機体のノウハウを取り入れた兄弟機のような存在のヘイスティが後にダグラムの味方に付いたので、ある意味当初の目的が一部達成できたともいえる。)

関連イラスト


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コンバットアーマー 太陽の牙ダグラム テレビ東京

鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は、二度と火を吹く事は無い…

鉄の戦士は死んだのだ…


概要

太陽の牙ダグラム』に於けるコンバットアーマー

サマリン博士ら反政府ゲリラの手によって、デロイア星の科学力を結集して開発された。

地球製コンバットアーマーを研究し、更にデロイア星の特殊な環境に最適化されたXネブラ対応型となっている…とされるが、産業面で地球に大きく後れを取っている惑星デロイアで科学者陣が0からコンバットアーマーを造る事は出来ない。

実際は戦車メーカーアビテードの子会社であるアイアンフット社と共同で極秘裏に産み出された代物(ヘイスティの各部が似ているのはその為 コミックボンボン84年3月号参照)で連邦政府内部に僅かにいるデロイア独立賛同派も一役買ったようだ。そのため、厳密に言えばデロイアの科学者たちが引いた図面を元に地球で造ったコンバットアーマーである(精密パーツの70%は地球製)。


一番の特徴はとても簡単に機体を各部パーツにバラせ、短時間だが防水性能もある事に尽きる。機体を6つに分解して運ぶことができるのはコンバットアーマー共通の特徴(長距離輸送時の機動性確保の為)だが、ダグラムはその部分がより改良されており、作業員が2人とクレーンがあれば簡単に分解・組立ができるほど簡略化されている。防水性能も後に登場する水陸両用コンバットアーマーと違い遠距離武装を装備したままで活動可能と、徹底してゲリラ戦に特化した性能を持っている。単独で戦闘する場合が多かった為にこれらの機能が大いに役立っている。


主人公、クリン・カシムの搭乗機となり、デロイア独立を阻む連邦軍と戦う事になる。


基本武装は電磁式で熱波弾を発射するリニアガン(右腕に装着するタイプ)と、コクピット脇の左右に取り付けられた連装マルチディスチャージャー、左手甲の下に配備された連装20mmチェーンガン。作中のリニアガンや実弾兵器のマグランチャーは殆どが両手持ち式の銃タイプのものだった為、腕に装着することでもう片方が自由になり、素早く行動に移せることは大きな利点だった。マルチディスチャージャーは通常のミサイルとスモーク弾を装備していた。


初期の状態でも十分強力な機体だったが、物語中盤で外付けのターボエンジンとリニアガンの約5.6倍の破壊力を持つリニアカノンを搭載したターボザックを背部に装着することで火力が上がり、更に燃費が改善されたことでリニアガンの連射が可能になった。リニアカノンは通常の熱波弾以外にも炸裂弾も発射が可能。ただし重量も増加したために機動力(ジャンプ力)が落ちているらしく、その弱点を突かれて高所からの攻撃に苦戦する場面もあった。このターボザックは連邦軍に先駆けて開発されたもので、後に連邦軍側にも外付けエンジンのみのターボザックを装備した機体が登場したが、量産体制が整わなかったのか旧型のコンバットアーマーの近代化改修に使われた4機のみに止まり、ほぼダグラムの専用装備と言える。


さらに終盤ではクリンの仲間のチコがどこからか見つけてきた9連ミサイルポッドを右側のマルチディスチャージャーと交換する形で装備し、対コンバットアーマー戦能力により一層磨きがかかる。この頃にはクリンの操縦技術の向上と合わさり、単独で多数のコンバットアーマーをあっという間に撃破するほどの無双ぶりを発揮した。このターボザックとミサイルポッドを装備した最終形態は他媒体でヤクトタイプと呼ばれている。


強力な武装の他には双発エンジンによる高パワーでの格闘戦を得意としており、敵機の脇腹を殴って抉る、一本背負いのように投げる、ガンナータイを足から持ち上げる、掴まれた腕を掴み返して逆に引きちぎる、高くジャンプして頭部を蹴り砕くなど、他のコンバットアーマーにはなかなかできない豪快な動きができる。

他にも太田垣康男氏が描いた漫画版では、右腕に油圧式の大型カッターを装備していた。


余談

作中での無敵な活躍ぶりに反して物語での扱いは頗る悪い。

まず第1話冒頭でいきなり朽ち果ている(ただしこれは時系列的に最終回より後の話であり、朽ちたダグラムを見たキャナリーが昔を懐かしむ所から本編が始まる)。

そして第7話まで登場しない(それまではソルティック(ラウンドフェイサー)が主役機だった)。

更に物語終盤では休戦の為にと一時接収される。取り返したものの、最終回での再接収を拒むクリンが自爆させてしまう(そして第一話冒頭の朽ち果てた姿につながる)。

しかも政治的な決着が優先されたため大局には余り関与せず、ストーリーの大筋的には居なくても物語は成立してしまう。

と言うように、とても番組タイトルに使用されている主人公機とは思えないほど扱いが悪い。

とはいえ、上述のラストシーンはクリンのダグラムへの想いゆえの決断であり仲間達からは愛された機体と言える。


戦闘シーンでは度々ジャンプしている。ジャンプ→背後から撃たれる、というパターンも結構あった。これはロボットアニメとして躍動感を持たせつつ作画にかかるコストを減らしてスタッフの負担を軽減するためのアイデアと言われていて、この躍動感の維持と作画負担の減少を両立させた戦闘表現の方法として後に生み出されたのが、ボトムズで有名なローラーダッシュ機構である。


作劇の都合上、扱いの悪い本機だが、主役機だけに当時はそれなりに人気はあったようである。

アニメの主役ロボットと言えば、「オモチャ」っぽいデザインが普通であった当時、ダグラムの醸す「兵器」的な雰囲気は斬新であった。

(『顔の無い主役ロボット』が、玩具メーカーに受け入れられた事は、当時は画期的であったらしい)

兵器としてのロボットの描写は、後のサンライズ作品である「装甲騎兵ボトムズ」にも色濃く反映されている。

ダグラムのデザインは、今日のリアルロボットアニメの先鞭となるものであったと言えよう。

別系列でデザインされた右腕のリニアガン以外は大御所、大河原邦男氏がデザインした。

が、氏は右腕に固定されているリニアガンに関してはいたく否定的(曰く、「銃を手に握りしめているのはロボットとして最もカッコいいビジュアル」とのこと)であり、後年、デロイアの独立後に正式に配備されたという設定で氏がデザインした量産型ダグラムは銃を手に持っていた。


↑「作中での無敵な活躍ぶり」補足

たとえば敵側のソルティックH8ラウンドフェイサーなどは

片膝を打ち抜かれて転倒しただけで爆発四散してしまうのだが、

ダグラムは劇中異常なまでに頑丈であり、敵側のリニアガンの直撃を受けても、「うわぁー」とのけぞるだけですぐに起き上がって来るのである(ちなみに四脚のクラブガンナーだと転倒した地点でアウト)。

かの「鉄の城」ですら溶けたり切り刻まれたりするのに対し、

ダグラムはせいぜい関節が外れる程度の損傷しか負わない(自ら外したこともある)。

一番の深手でもせいぜい左右の腕が1回ずつ壊れた程度。

耐久性自体も滅茶苦茶であり、最初から最期まで最前線でまともなメンテ抜きで運用され続けても、オーバーホールは1回だけで済んだ。(一応メカニックのハックルは「酷使し続けている」と指摘している。)

リアルロボットでありながらここまでメンテフリーなのだから恐れ入る。

一応、「双発エンジンなので燃費が悪い」「デロイアの電磁波事情を考慮してマニュアル操作重視の設計にしたので操縦が難しい」「他の二脚型と同様、接地圧が高いため、砂漠や雪原等、悪路では歩行安定性に欠ける」といった特有の弱点はあるのだが、それでも無敵な活躍は止まらなかった。しかも燃費の問題は上述のターボザックによって改善されている。

そして恐ろしい事に、このダグラムは当初、ゲリラ達の手で量産される予定だった。

ゲリラ狩りから逃れる際に、連邦軍に奪われるの防ぐために設計図を処分してしまったことで量産は実現しなかったが、もし量産された暁には連邦など…と言えるだろう。(量産こそならなかったが、この機体のノウハウを取り入れた兄弟機のような存在のヘイスティが後にダグラムの味方に付いたので、ある意味当初の目的が一部達成できたともいえる。)

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