燃え尽きたあとに
概要
朽ち果てたダグラムとは、太陽の牙ダグラム第一話冒頭と最終回ラストシーンの用いられた場面である。第一話冒頭でいきなり年月を経て風化し朽ち果てた主役メカの残骸が登場したのは当時の視聴者の度肝を抜き、元太陽の牙のメンバー・キャナリーがダグラムの残骸を観て、デロイア革命の日々を振り返る体裁を取っており、最終回でダグラムが最終的にこうなった理由がわかり、そのラストシーンは再びキャナリーが去り、ダグラムの残骸だけが残され完結する。
この事から、実はダグラム本編はキャナリーの回顧録ではと指摘する視聴者も居る。
余りのビジュアルショックから本放送当時発売されたパズルや、映画ドキュメント・ダグラムのポスターにも採用される程であった。
パロディー
- ケロロ軍曹原作漫画でケロン星の兵器が粗大ゴミで捨てられ、ゴミ置き場で朽ち果てたダグラムのポーズで発見される。
- TNGパトレイバーのある短編エピソードでは、イングラムのリボルバーカノンが暴発し、イングラムが破壊され、1号機はラストシューティングのポーズで、2号機は朽ち果てたダグラムのポーズとなり、当該年代の視聴者をニャッとさせた。
余談
ダグラムのデザインを見ればわかるのだが実際にダグラムにこのポーズをさせようとするとどうやっても二次元の嘘は避けられないデザインとなっている。
その為、当時このシーンを再現しようとしたモデラー達の頭を悩ませることとなった。
この問題は製作側にも届いており、次番組に出てくる主力メカは股関節のデザインに二次元の嘘を無くすために、可動式スカートアーマーがデザインされた。
この可動式スカートアーマーは後のロボットアニメに多大な影響を与えており、この原点がこのシーンなのである。
関連タグ
満身創痍のマジンガー:マジンガーZ対暗黒大将軍とマジンガーZ最終回で、今まで無敵だったマジンガーが戦闘獣にズタボロにされるのは今も語り草
ラストシューティング:ファーストガンダムの最終決戦で顔と左腕を失ったガンダムがジオングの首を撃つ有名なクラッシュシーン