概要
SC140年代頃、デロイア星における二つの太陽からの電磁波と帯電性ガス星雲Xネブラにより、従来のレーダーなどが使用不可能になったため、地球連邦軍が有視界接近戦の為に生み出した四足歩行または二足歩行の戦闘メカ。その多くは陸戦用兵器である。機動力は脚部を使った歩行や走行が主で、ロケットやバーニア類は装備されておらず、ローラーダッシュのような車輪も装備されていない。コンバットアーマーは輸送ヘリやグライダーなどで空輸されるが、他作品のロボット兵器と異なり空中戦の類いは一切出来ない。
武装については熱エネルギーの弾丸を発射するリニアガンとリニアライフル、実体弾式武装マグランチャー、ミサイルポッドや機関砲などの射撃武器を主に使用している。格闘戦ではパンチとキックで戦う事が多く、サーベルみたいな近接戦闘用武器は全く無い。これはコンバットアーマーが戦車や戦闘ヘリをモチーフにしているためでもある。
開発当初は「アイアンコンバット」と呼称されていたらしい。
なお、公式略称は「CBアーマー」となっている。
他にも全コンバットアーマー共通の特徴として、機体の各部位を6つのパーツに分解することができる。これは長距離輸送を行う際にコンテナに詰めて機動性を高めるための機能で、ダグラムはこの部分が改良され、より簡単に分解・組立ができるようになっている。
動力源の詳しい設定はないが作中ではジェリカンのような入れ物で燃料補給をしていたため、現実のガソリンエンジンのような仕組みである模様。
リアルロボット的なアプローチとして、コンバットアーマーは実際の兵器よろしく運用の様子が事細かに描写されているのが特徴である。コンバットアーマーは燃費が悪く行動半径が狭いため、戦闘時以外では極力稼働されず運搬にはトレーラーや輸送ヘリが必須となっている。ために輸送時に攻撃されると手も足も出せずにやられてしまう。
外見的な特徴としては、コンバットアーマーには”顔がない”ことが挙げられる。主役機であるダグラムも戦闘ヘリのグラスキャノピーのような意匠の頭部となっており、顔もなければ表情もない異色のデザインとなっている。これは上述のようにコンバットアーマーが実際の兵器をデザインベースにしているためであり、全体的に無骨で無機質なデザインとなっているのが特徴である。
主なコンバットアーマー
第一世代
第二世代
- サバロフAG9"ニコラエフ"
- ソルティックH8"ラウンドフェイサー"
- "ダグラム"
- アビテートT10B"ブロックヘッド"
- アビテートT10C"ブロックヘッド"Xネブラ対応型
- ソルティックH102ブッシュマン
- ソルティックH404Sマッケレル
第三世代
ソルティックH8RFコーチマSPL(SPeciaL)