プロフィール
概要
本作の主人公。ナンバープレートは1315。13舎13房の囚人。
名前は囚人番号15番から。
南波刑務所最悪の汚点と言われる脱獄囚610番の息子。
常に傍若無人で気まぐれであり、看守に対しても生意気な態度で振舞う。
脱獄に至っては天才的でルパン級だが、それ以外のことは絶望的。
走るのは遅い、字は下手、10以上の足し算ができない、風呂で溺れる、歩けば溝にはまる、小学生にカツアゲされるなど某小学生に負けず劣らずのダメ人間っぷりである。
作中では不眠症なのか夜間はほぼ起きている描写が多く、理由はまだ明らかとされていないがハジメの飼い猫である九を抱いていると寝られるとのこと。
度々脱獄を繰り返しており、ハジメの主な悩みの種である。
星太郎曰く一番の問題児。
脱獄の技術はピカイチであり、どのような手錠や枷、ロックでも容易く解除できるほどである。が、自身の首と手首に着けられた黒い枷はどうしても外すことができず、この枷を着けた傷の男を追い求めている。
ムサシとは以前に同じ刑務所に投獄されていたことがあり、新年大会にて再会した際には過去の因縁もあって、敵意を剥き出しにしていた。
ムサシとの勝負にて追い詰められた際、首に付いている枷を寄越すよう迫られる。
ムサシが「これを外せるのは傷の男だけか」と言ったとき、彼に傷の男のことを問うが「俺に勝てたら」と言い放たれ、炎を放たれる。
傷の男を追い求め、情報を手に入れる為なら何でもするという意思からその能力を覚醒させる。
ここから先ネタバレ注意
このとき手首の枷が巨大な刃に変形し、その猛威を振るう。
理性を失い暴走し、「奴はどこだ」と傷の男の居場所を追い求める。
暴走の威力は競技場を破壊させるレベルであり化け物と呼ぶに相応しいほどで、南波刑務所を混乱に陥れた。
彼の罪がこれ以上重くならないよう止めに入ったロック、ウノ、ニコにより、取り押さえられるも彼らを拒み振り払う。
最終的にはハジメの鉄拳により意識不明になるまでフルボッコにされ、治療の後地下牢獄に投獄される。
その後、ムサシと無線で対話するも傷の男についての真実がつかめず、更にハジメに「つくづく中身のねえ奴だ」と言われ戸惑ってしまう。
ハジメに自分には何が足りていないのかと問い、ハジメに『欲が無い』と言われ自身の今までのあり方に気付き始める。
自分が持っていない生きがいを持って生きている13房の仲間と居続けたいと願い、ハジメに「(13房の仲間と居続けられる)チャンスをくれ」と懇願する。