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概要

青髪と金色の瞳をした少年。14歳→15歳。

ロサルタ王国の槍の名門『ノンランド公爵家』の長男であるが、肝心の槍術の才能は皆無であり、周囲から疎まれてしまった。加えて、皇太子エリオットから護衛解任と当主である父ゴードンから廃摘と貴族籍剥奪・国外追放(それも、魔物だらけの街道を自分一人で国境まで移動する)を言い渡されてしまう。なお、表向きは当主殺害未遂の罪がかけられていたが、実際は自身をよく思わない祖父ノーブルが関わっている。

そのショックで気絶し、目覚めた後に乳母のエルザから上記の宣告を突きつけられるが、これによって前世を思い出し、相手のスキルや素質をゲームのステータス形式に見通す『鑑定』が発動。自分の才能に加え、世界に四人しか使えない付与魔法を所持していた事を知ってロサルタ王国からの脱出を決意。隣国のクオール王国で冒険者となり、クオール王国高等学舎魔法科・一類に進学をした。ガメル支部で冒険者として活動し、「煉獄の彼方」スパイ事件の後にクラン「刻印」を設立。


実はノンランド家の人間ではなく、ロサルタ国王の落胤で王族の血を引いている(槍の才能が皆無であるのもそれが理由)。その事もあってか、ロサルタの貴族はジンクの出生が暴露された際には失脚されたロサルタ王家に代わってロサルタの国王に担ぎ上げようとしていた(それも失敗に終わったが)。


キャラクター像

ロサルタ王国において周囲に中傷されている事もあってか授業態度は悪く、平民出身の人間に対しては権力に傘を来て乱暴な態度を取っていた(信頼できる人間もエスターとエルザのみであった)。それでも、グレた時においても陰で鍛錬や努力を重ねていた。


前世を思い出した後、性格は甚九郎の方が強く出ていた為か(プライドの高さを除いた)嫌な意味での貴族らしさは鳴りを潜めており、穏やかで良識ある人物となった。唯、冒険者として活動していくに連れて拷問を仕掛けるなど、甚九郎としての倫理観が薄れつつある。

貴族らしい貴族や権力者を嫌悪している節が有り、付き合いや権力闘争を出来るだけ避けようとしている。


一方で前世の社畜成分により身体を酷使する傾向があり、自分のオーバーワークに気づかない欠点がある。漫画版では受験勉強とモンスターとの戦闘によりブランド邸で体力の限界を迎えてしまった。


クオール王国では奴隷を収集しているが、パーティーを組む冒険者や使用人を正規に集めた場合だとロサルタからのスパイが紛れてしまう事も考慮している。また、奴隷に対しては丁重に扱っている。


冒険者になってからは腹黒い一面が顕になっており、ギルド職員や冒険者の心をへし折る作戦や行動をよく取る為か「メンタルブレイカー」と呼ばれている。


能力・戦闘スタイル

槍術と棒術は最悪であり、実際、槍術はいくら練習を重ねても殆ど上達できず、中等学舎での槍術の成績は下の下と散々であった。しかし剣術や水魔法や回復魔法は人外レベル、それ以外のスキルでもかなり秀でているものが多い。しかも希少なスキルである付与魔法や、ギフトとしてアイテムボックス(特大)を授かるなど、実は総合的に見ればとんでもない能力の持ち主であった


ロサルタ王国にいた頃でも学術を含めた総合成績は中の上と決して悪くはなく、後に難関と言われるクオール王国高等学舎の魔法科の学科受験では学科でも非常に優秀な成績を修めており、魔法科・一類に首席合格を果たした。


実はロサルタ王家の血筋では高確率で無能になるが、ジンクだけは例外となっている。


戦闘においては刀剣を駆使する剣術を中心にし、水魔法や回復魔法を補助にしているが、状況に応じて他の魔法を使う事もある。加えて付与魔法によりスキルを施した武器・防具を装備する事で自身や仲間の戦闘能力を底上げする事もできる。


スキル・ギフト

ここでは代表的なもののみ挙げる。また、付与魔法で使われたものも便宜上含めるとする。


  • 剣術

刀剣を駆使するスキル。

モンスターとの戦闘ではこれをメインとしており、武器も付与魔法で強化した剣を用いている。

当初は力任せで振るっていたが、徐々に経験を積む事でダンとの『耐久試験』では防御するふりをしてダンの武器のみを的確に攻撃する芸当を見せた。

更にはダンの戦法を見よう見まねでクイーンアントの脚の関節を切り裂いて身動きを取れなくさせていた。


  • 火魔法

火属性による魔法。

初級魔法(『ファイアボール』)を習得しており、漫画版では応用として捕縛した敵対者の頭部を鷲掴みにして少しずつ焼いている


  • 水魔法

水属性による魔法。人外レベルの素質もあってかかなり得意であり、こちらも戦闘でよく使われている。

初級魔法(『ウォーターボール』『ウォーターアロー』)や中級魔法(『ウォーターカッター』『ウォーターランス』『ウォーターウォール』)を既に習得している。

更には水魔法を付与した装備でなら上級魔法『ウォーターサイクロン』、特級魔法『ビッグウェーブ』を発動できる。

漫画版では『ウォーターボール』を溶岩に打ち込む事で蒸気を発生させ、ハーバードの視界を封じながら後述の土魔法の応用に繋げた。


  • 土魔法

土属性による魔法。こちらではゴーレム作る事も可能である。

このゴーレムは「怪力による採掘」「身代わりにしてトラップをやり過ごす」「悪党達に入れる牢の運搬役」などの応用も利く。

反面、動かし続ける間は魔力を消耗する為、長時間の操作は難しい。

漫画版では前述の『ウォーターボール』で発生した蒸気でハーバードを混乱させた所を、この魔法で応用した囮で攻撃をかわし、『ウォーターサイクロン』でとどめを刺した。


  • 回復魔法

対象を回復させる魔法。こちらも人外レベルの素質を持っている。

初級魔法(『ヒール』『キュアポイズン』)や中級魔法(ハイヒール)を既に所得し、更には付与する事で上級魔法『エリアヒール』を発動できる。


  • 身体強化

自らの身体を強化させるスキル。少なくとも打たれ強さと素早さ、スタミナがこれに含まれる。

ジンクは装備品にこのスキルを付与する事で底上げしており、長時間の活動や戦闘を可能にしている。


  • 付与魔法

装備品にスキルによる強化を施す魔法。これを装備している者の能力を底上げできる為、自身や仲間の擬似的な強化が可能となっている。

ただし、便利なスキルではあるが制限もあり、

・付与できるスキルは付与術師が使用できるものに限られる

・スキルレベルでも制限がかかる

・一度スキルを施した装備品には再び強化させる事は不可能

となっている。その為、ジンクは古い装備を予備としてアイテムボックスにしまっており、ある場面では他の冒険者に一時的に貸し与えた。

当然、この魔法を使う以上は必然的に魔力を消費するのでマナポーションを飲む必要があるが、飲み過ぎたら尿意に襲われる。

また、素性の知れない人間の手に渡って悪用される事を防ぐ為に、付与する装備に持ち主の血を垂らし、持ち主にしか効果が出ないように対処している。

そもそもこのスキル自体が希少である為、その内の一人であるジンクが世界にとって重要になっている。


  • 鑑定

相手のスキルや素質をゲームのステータス形式に見通せるスキル。

名前、レベル、職業、HP、MP、スキル、ギフト、その他に関するものが記載されており、これによって対象者の強さを把握できる。

因みに固有スキルであるため、メガネやカード等の特定の物にしか付与できないのが欠点。


  • 気配察知

敵の気配を読めるスキル。

レベルによっては探知出来る範囲に影響し、生物の強さや精神状態さえも判別できる。

こちらは平凡以下の素質であるため、成長率も芳しくない。その為、ガメルの迷宮の攻略でようやく習得となった。

大手クラン「煉獄の彼方」の面々を捜索する際には、装備品をこのスキルに付与していた。


所謂アイテムを収納する空間。

装備は勿論、モンスターの死体や討伐部位も含まれるが、生物に関しては例外的に入ることができない。

ジンクの場合は上級貴族の邸宅が丸ごと入れるサイズである為、収納されたであろう死体と討伐部位のものすごい数を放出させてギルド職員を真っ青にさせ、査定する者達に地獄を見せていた。勿論バッグや下着に付与できるため、用を足す為に使用される事も。


人間関係

味方・仲間

  • エスター・ノンランド

ジンクの弟。ロサルタ王国にいた頃のジンクにとっては数少ない味方であり、国外追放された時は付与魔法で強化した装備を与えた。


  • エルザ

ジンクの乳母兼メイド。実母を亡くしてからは彼女に育てられた。


  • クリス

ブランド伯爵家の子息。


  • ニーナ

ジンクが購入した奴隷の少女。

突出した料理の才能を目に付けており、顔面に受けた傷もエクスポーションで治癒した。


  • イアン

ジンクが購入した奴隷の青年。

ステータスも即戦力で伸び代もかなりのものから目につけている。なので、イアンの義弟がジンクを襲撃した事の責任を取って自害をしようとした時は即座に止めていた。


その他

  • ゴードン・ノンランド

ジンクの父。昔は恨んだものの、今となっては「決断力のない凡庸な脳筋貴族」と割り切っていた。


  • ノーブル・ノンランド

ジンクの祖父。自分の悪評を広め、ロサルタ王国からの追放に関わった。


  • エリオット皇太子

ロサルタ王国の皇太子。ロサルタ王国にいた頃には護衛(という名の太鼓持ち)を勤めていたが、彼によって解任された。

かなり傲慢な人物であり、クオール王立高等学舎で3類に入学したブロギー・ランドセルが他の生徒をいびる姿を見るや、エリオットを思い浮かべて嫌悪していた。

実はジンクとは異母弟である。


  • アレキサンダー

冒険者パーティー『ドラゴンの涙』のリーダー。魔物に襲われて重傷を負った仲間達を助けた事で彼から信頼される。その事もあってか、ジンクが国外追放された事を他の冒険者たちに知られた際にも庇っていた。

治癒に使ったエクスポーションの代価としてエスターに付与魔法をつけた装備品を届ける様にした。その後は仲間達も一緒に自らが立ち上げたクラン「刻印」のメンバーとして登録。


  • カレン、ウィル、ボガード

冒険者パーティー『聖なる焔』の面々。

ウィルに付与魔法を見破られており、入国するまでは口外しないように頼み込んだ。

その一方でウィルは国外追放されたジンクがどこまで行けるかを見届ける為に肩入れしていた。


  • モナ

冒険者ギルドガメル支部の受付嬢。ジンクの専属を担当。


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