概要
別名、スケソウダラ。
生息域は北太平洋で、茨城県沖からオホーツク海、ベーリング海を介してカリフォルニア州沿岸まで広く分布している。イワシみたいに群れを成していることが多いため、底引き網での大量捕獲が一般的。日本近海でも獲れるが漁獲量は減少しており、ベーリング海での遠洋漁業によって漁獲されたものが主となっている。日本近海のものは漁獲したものをそのまま陸揚げして沿岸の加工工場で加工するが、生身のままだと足が早い(腐りやすい)ことから遠洋漁業では一度の網引きで数十トンを漁獲し、船内にある加工工場で加工のうえ冷凍貯蔵している。
利用は幅広く、卵巣はたらこ(辛子明太子)となるほか、白身はフィレオフィッシュやかまぼこ、かにかま、鳴門巻きなどの魚介練り製品となり、余った部分も養殖魚の配合飼料になったりと余すことなく使われている。