CV:岡本信彦
人物
現世から勇者として召喚された転移者。傲慢な性格が目立つ金髪の少年。
センせーがアネットやタマと旅をしていたヴェールの街に自分に子分として付き従う、ラッパーの姿と振る舞いをする転移者のコータローと共に現れ、アネットとタマを自身のスキルで洗脳し自身の配下に加え、ヴェールの街を支配下に置こうとするという暴挙を働く。
ヴェールの街を焼き払い人々を恐怖に陥れるが、街のツヴァイテン聖堂の司教、イーシャとセンセーと交戦し、その中で次々と自分の使い魔のモンスターを倒されるが、最後の切り札としてとっておいたアネットを差し向けるがアネット自身が強靭な精神力でスキルを打ち破ったため為す術がなくなってしまう。
自身のスキルを打ち破られたショックからその場で自殺しようとするが、センセーに止められ自身の過去を語る。
自身がどこにいても所詮ただの小物であることを嘆いていたが、最後はセンセーのスキル「執筆(ストーリーテラー)」によって現世に戻された。
神授の力(ギフテッド)
「絶対服従(ペット)」
相手の頭に手を乗せることで対象を支配し自分の意のままに操るペットとして使役できる。
その対象はモンスターのみならず、エルフや獣人と言った人種も簡単に使役できる。
しかし、相手が強靭な精神力を持っていると意のままに操ることができず打ち破られるといった欠点もあるため、この力の効果は絶対ではないことがうかがえる。
転移者故の孤独な少年
元の世界では学生で気が弱く大人しい性格をしており、日々不良たちからパシリを始めとしたいじめの標的にされており、そんな誰かにこき使われるペットのような人生に絶望し何度も「死にたい」と思っていたが、自殺を実行に移す勇気も一切なく、鬱屈とした思いを抱きながら日々を生きていた。
アニメ版では帰る途中で、自分にぶつかり辛辣な言葉を吐いたサラリーマンらしき男性相手に反論することもできずにいるという一面が追加されていた。
そんなある日、異世界当選トラックによる転移により異世界ザウバーベルグへ召喚され、モンスターとの戦いの中で少しずつ自分に授けられたスキルを使いこなせるようになっていくが、転移者である事から周囲から批判の眼差しを向けられ陰口を叩かれ、さらに街の住人が自分にぶつかり辛辣な言葉を吐かれる。
上述の転移前の世界でサラリーマンに受けたことが重なったことによってついに我慢の限界に達し、今まで抑圧してきた怒りや屈辱が爆発。
そのぶつかった相手に自身のスキルを発動させたことから、傲慢な振る舞いに変貌し暴挙を働くようになった。
ギフテッドの力に溺れたこともあるだろうが、それ以前に転移後も転移前と同じ待遇を受けていたこと、こうしたザウバーベルグの厳しい境遇が、気が弱く大人しい性格だった彼を傲慢な性格に変貌させ暴走に走らせてしまったと考えられる。
センセーによって現世に戻された後にはコンビニでアルバイトを始めた。
その表情は転移前のような鬱屈としたものではなく、希望を抱いているかのような表情をしていた。
関連タグ
ヒンメル(葬送のフリーレン):中の人が同じ勇者キャラ。