『自分だけの移動基地をつくろう。』
概要
スズキが生産販売する軽商用車で、スペーシアの商用車モデル。
標準・カスタム・ギアに連ねる第4のモデルであり、商用モデルは歴代初。
正確にいうとスペーシアカスタムがベースとなっている。
初代(MK33V型)
2022年8月26日発表・発売。
ベースモデルは2代目スペーシアカスタム。
大まかな外見の特徴としてスペーシアカスタムではメッキとなっていたフロントグリルやドアハンドル等がブラックパールに架装され、リアクォーターウィンドウはボディと同じ色の樹脂パネルで塞がれている点が挙げられる。
運転席周りも基本的にはスペーシアと共通だが、後部座席は貨物車のような簡易的なベンチシートに変更され、国交省が定める貨物車登録の基準を満たす為に座席位置を前方側へと移動。乗用版のスペーシアよりも窮屈になったが、広くフラットな荷室となっている。
また、標準装備のマルチボードを車内後方に設けられた溝に差し込む事で、荷室を区分けしたりテレワークやアウトドアにも便利なテーブル代わりにもなる。
ちなみに最大積載量は200kgと、同社の商用車エブリイよりも控えめだが、これは乗用車として開発されたスペーシアの強みである乗り心地の良さを活かす為であるのと、設計変更によるコスト高を避けるために、あえて積載量を抑えているとのこと。
純正オプションで外部電源ユニットが設定されており、発電機やオートキャンプ場などに設けられた電源設備と車両をケーブルで接続することで、車内で電化製品の利用ができる。