世界の茶の生産量の約10%を占める。
茶畑の標高によって、ハイ・グロウン・ティー(1,300m以上)、ミディアム・グロウン・ティー(670~1,300m)、ロー・グロウン・ティー(670m以下)に分けられる他、「ウバ」、「ヌワラ・エリヤ」、ディンブラ、キャンディ、ルフラなど生産地名でも呼ばれる。
ちなみにセイロンティーは概してメントールのようなスッキリした味わいと言われることがあるが、それは一番知名度が高いウバの特徴である(ヌワラ・エリヤやディンブラは香りが強め)。
また国内シェアトップを誇るペットボトル紅茶ブランド「午後の紅茶」の定番3品目がそれぞれ、産地別のセイロンティーを使っている(ストレートはディンブラ、ミルクはキャンディ、レモンはヌワラ・エリヤ)。
コーヒーから紅茶へ
ちなみにもともとセイロンもといスリランカはコーヒーの産地だった。しかし、サビ病発生によって産地は壊滅、チャノキはその後に植えられたものである(近年はセイロン産コーヒー復活を進めてたりもするが)。特にウバ地区の農園を買い取ったトーマス・リプトン(リプトン創業者)の影響が強く、セイロン産紅茶がイギリスで知られるようになった(ダージリンに比べて値段がお手頃で味が良かったので人気となる)。
関連タグ
外部リンク
Wikipedia:セイロンティー