概要
高さ1~2mくらいの多年生草木。日当たりのよい山野に生えている。
茎が中空なので竹に似ているとして命名されたが、竹特有のフシはなく、葉っぱも柏みたいな形をしているのでかなりこじつけ気味なネーミング。異説として、竹と一緒に煮ることで竹が軟らかくなり加工しやすくなる(竹煮草)というのもある。
茎や葉を傷つけると滲み出すオレンジ色の汁は有毒だが薬効を持ち、皮膚病の治療やウジ虫などの害虫駆除に用いる。ただし触れるとかぶれる上、うっかり体内に入ると下痢や嘔吐を引き起こすので、デンジャラスな生薬である。
78月に花をつけることから、俳句では夏の季語。