和名は1964年に愛知県の渥美半島で確認されたことに由来する。
春から夏にかけて花を咲かせる。花は薄いピンク~紫などで、内側に斑紋が入ることが多いようである。
葉は茎を抱く形で、果実は球形に近い形である。
麻薬成分を含むため、日本国内ではあへん法(→Wikipedia)で民間人の栽培が事実上禁止されている『不正なケシ』の一つである。
このため、春から夏にかけて保健所や警察が通報や情報提供を呼びかけるのも、ある種の風物詩である。(日本ではある程度は野生化し定着している。また、偶に園芸愛好家が知らずに植えていることもあるとか。)
一方で、生命力が極めて強いこと、(ケシ科に共通するが)種子そのものが小さくそれまで生えていた土地や輸入貨物に付着していた場合でも除去が困難であることなどが理由で、除去作業に手を焼くこともしばしば。根絶に数年単位の時間がかかることもある。
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