概要
宇宙魔神ダイケンゴーの主役ロボット。エンペリアス星に伝わる伝説の守護神。エンペリアスの最大戦力であり、魔神の星からエネルギーを受けて起動した。
3つのマシンが合体して完成するが、別パターンの合体で宇宙船(移動基地)にもなる。全高が120メートルとロボットとしては大きい部類に入るが基地ロボとして考えるなら十分な大きさといえる。
牙のあるロボット
ライディーンやダンガードA等、人間のような口がある巨大ロボは珍しくないが、今までのロボットにない点は牙があることである(『魔神』たる所以でもある)。フェイスガードが開くと人間のような口がある。この口を牙をむき出しに開き、中から炎を吐く。所謂フェイスオープン(元祖はガイキングだが、実際にマスクが開いて口が出るフェイスオープンはダイケンゴーが初)であり、以降のロボットアニメにもマスクが開くギミックがあるものが出ている。
また、移動基地として扱われるロボットとしても初(それ以前にもゴーダムがあるが、劇中ではロボの姿をした基地という扱いをされている)と言え、特定の基地を持たないロボットでもある。
武装
アローフェンサー
両脚から出現する一対の剣。基本的に二刀流で使用する。回転大輪剣や必殺十字剣が必殺技。
ダイケン宇宙魚雷
腹部から発射される魚雷。追尾機能があり、任意に目標を変えることが可能。
ダイケンチャック
ウイング先端のピトー菅がヌンチャクとなる。
ダイケンファイヤー
フェイスオープン後に使用可能となる、口から放射される火炎。
ダイケンシールド
両肩の装甲を連結し、シールドとして使用。ブーメランのように投げつける戦法も取ったこともある。
各メカ
『ケンゴーセパレーション(セパレーター)』の号令で分離、フォーメーションを組む。元が大きいため個々のマシン形態でも30メートル前後の大きさである。魔神形態に合体する際の号令は『宇宙魔神ダイケンゴー』。
コンバットシップ
ダイケンゴーの頭部と腕部、バックパックとなる、巨大戦闘機。ライガーが搭乗。
分離時は頭部と他のパーツが再合体する。コックピットは後頭部に位置し、ダイケンゴー、ダイケンベースと共用となる(分離時にライガー以外の搭乗員が移動するシーンがある)。
機首からのビーム、肩部からのミサイルなどで武装。
ダイケンバギー
ダイケンゴーの胴体を構成する、巨大なバギー型のメカ。クレオが搭乗。
コックピットは腹部(ダイケンベース時ではメインコックピット(頭部)の真後ろ)に位置する。変形時にはタイヤホイール部に収納されていたタイヤが膨らむ仕様(立体物では差し替え)。
先端のビーム砲や上面から発射されるミサイルが武器。
ダイケンキャタピラー
戦車型のメカ。ダイケンゴーの腰と脚部になる。アニケ、オトケの兄弟ロボットが搭乗。
コックピットはダイケンゴーの足首に当たる箇所(左右)にある。
前面のアンテナから放射されるレーザー(合体時では使用不可)や側面にある機銃で武装する。分離する際に機銃が移動するシーンがある。
履帯転輪部は合体時では垂直上昇用バーニアを兼ねる。
ダイケンベース
3機のメカがダイケンゴーとは別パターンの合体を行うことで完成する全長130メートルを超える移動基地。変形時の号令は『ダイケンゴー・ベースアレンジャー』。ベースから直接ダイケンゴーに変形することもある。この形態でも一部の武装を使用でき、防御用のバリアを張ることもできる。単独のワープも可能。
魔神の星のエネルギーにより無補給での活動が可能なうえ、自己修復機能も完備する。長期滞在に必要な生活施設も機体内に完備、食品貯蔵庫や野菜等の栽培エリア、娯楽施設も備えている。
立体物
放送当時にタカトクトイスから各シークエンスの再現可能な合金トイ『ビルドプラン』(セット箱と分箱として販売)、ダイケンベースに変型できる『コンバットアクション』、所謂ジャンボマシンダークラスのブロー成型モデル『ジャンボマシーン』が発売された。
2010年代ではエヴォリューショントイから磁石を用いての分離合体が行える『ダイナマイトアクション』と完全変形合体を再現した『DXメタルアクション』が発売されている。