概要
硬骨魚綱・スズキ目・ギンポ亜目・タウエガジ科・ダイナンギンポ属に属する海水魚の一種。
全長25cm。
体は側扁し、帯状である。頭部には低い皮質突起がある。側線は複雑に繋がって網目状に配置する。背鰭は後部の7~10本の長い軟条を除いて、短くて鋭い棘からなる。背鰭と臀鰭は尾鰭と連なっているが、それらの間に浅い欠刻がある。腹鰭は小さい1棘で、時には消失する。内湾や入り江の藻場、潮だまり(タイドプール)、沿岸の岩礁域等に棲む。生後2年で体長17cm程になり、成熟する。産卵期は冬から春で、北ほど遅い。雄は体を卵塊に巻き付けて保護する。
主なダイナンギンポの仲間
- ダイナンギンポ
- ベニツケギンポ