説明しよう
ダイミダラーとはペンギン帝国に対抗する組織「美容室プリンス」が作り上げた巨大ロボットである。
真玉橋孝一が搭乗する2型や喜友名霧子が搭乗する6型のほか、量産型2型や自衛隊に配備されている量産型3型が存在する。
また、出撃する際、機体名の後ろにパイロット名がつく。
ダイミダラー2型
パイロットは真玉橋孝一。戦闘中にHi-ERo粒子を機体に供給する目的で楚南恭子も同乗。コックピットは当初は単座式であったが、孝一がパイロットになった事から副座式へと改修され、戦闘中にフロントアタックモードやバックアタックモード等に変形する事で孝一はHi-ERo粒子を供給する(恭子の胸を揉むなどのえっちな行為を行う)事が可能となっている。
アニメ第一話冒頭では喜友名霧子がこの2型に搭乗していたほか、量産型2型がペンギン帝国のロボット・南極8号に破壊されている。
頭部から髪の毛のように伸びるケーブルや大型の左腕に対してシンプル極まりない右腕など、独特な外見が特徴。
Hi-ERo粒子によって稼働するが、毎秒数ギガワットもの超高出力のHi-ERo粒子をエネルギーとする為、因子保有者でなければ操縦出来ない。
必殺技は左腕から放たれる「指ビーム」、「指パンチ」(メインパイロットである孝一のネーミングセンスから名前の頭に指が付く)。アニメでは「指バリア」という防御技も披露している。
性能自体はペンギン帝国の南極シリーズを圧倒できる程に高いのだが、粒子量が不足している場合は機体の操縦が困難になるという欠点があり、孝一のコンディションの問題で粒子を生成出来ずピンチに陥る事もあった。
アニメ版ではペンギンコマンドが町に置き忘れた南極ロボを鹵獲・解析して得られた技術をもとにして作られており、チャクラをモチーフとした七基のHi-ERo粒子ジェネレーターによって駆動するという設定が付与されている。また、右腕の形状が適当なのは、Hi-ERo粒子の力を最大限に引き出せるよう、無理矢理人型にするためとされている。
全くの余談だが、ダイミダラーが出撃すると戦闘で道路や建物が破壊されるため、地元住民からはペンギン共々(あるいはそれ以上に)厄介者扱いされている。
というか、地下から出撃するにもかかわらず地上にハッチが設けられていないため、出撃するだけで何かしら壊してしまう。大変迷惑である。
ダイミダラー6型
パイロットは喜友名霧子。型式番号は「HEP-R06」。霧子の恋人である天久将馬も同乗するため、単座から並列式の複座に改修されている。
南極8号リッツカスタムとの戦いで2型を失った美容室プリンスが新たに開発したダイミダラー。
組織の再建と威信をかけて開発された最新鋭機で、2型を遥かに凌ぐ機動性と出力値800メガワットのハイパワーを誇る。性能もそうだが、見た目も段違いにカッコいい。
ディスガイズという変形合体機構を有しており、臀部に装備されているパーツを左腕にドッキングさせることで、必殺技である「ダイミダラーCPスラッシュ」を放つことが出来る。しかし、ディスガイズの発動には大量のHi-ERo粒子が必要となる。また、ディスガイズすると頭部のフェイスマスクが開いて2型と同じような顔が出現する。
ダイミダラー超型
(右側)
正式名称は「ダイミダラー超火力発電システム搭載型・孝一」
南極8号リッツカスタムとの戦いで『火星ロボ大決戦!』の世界に飛ばされた2型を向こうの世界で修復し、更に惑星ロボと同じ超火力発電システムを搭載した機体。
パッと見は2型とほぼ同じだが、頭のロウソク(超火力発電システム)を始め、内部・外部ともに色々と異なっている。
超火力発電システムのエネルギーを基本動力に充てることによって安定して機体を動かせるようになったため、Hi-ERo粒子のパワーを全て武装に回す事が出来るようになった。
いざという時には超火力発電システムのエネルギーも武装に注ぎ込むことで、攻撃力を更に高める事が出来る。
また、6型のディスガイズシステムを右腕に装着することでツインアドバンスドUDE(ウデ)システムが発動する(アニメでは未使用)。
なお、アニメのOP冒頭で登場するのは2型ではなく、実はこの超型である(一瞬で分かりづらいが頭のロウソクが映る)。
ダイミダラー3型
自衛隊に配備されている量産型のダイミダラー。色はグリーン。
2型と同様に左腕のみが巨大というアンバランスさだが、2型と異なり頭部に髪の毛のようなケーブルがなく、左腕も丸ごと大砲のようになっている。また、右腕の先端に火器が内蔵されている。
Hi-ERo粒子ではなくプラズマ駆動のため誰にでも操縦することが可能だが、その分性能はオリジナルに劣る。
原作の続編である「健全ロボダイミダラーOGS」の主人公南風原良輔が搭乗するが、彼の発するHi-ERo粒子バーストに機体が耐えられず自壊してしまう。
アニメ版では第1話の冒頭で残骸が確認できるほか、第6話にて西新宿での一件の後に自衛隊が美容室プリンスからの納入中止と廃棄処分を決定したことが語られたが、実際は廃棄するどころか裏で大量生産されると同時に遠隔操作できるよう改造されており、11話・12話では反社会組織と見なされたプリンスに大部隊が送り込まれ、超型と6型、そしてプリンスに加勢したリッツの南極8号リッツカスタム2と戦った。
健全ロボ ダイケンゼン
アニメ第12話で登場。
自衛隊によって量産された3型が変形合体した超巨大ロボット。外見は2型と似ているが、まるで悪魔のような禍々しい風貌をしている。
ビームやミサイルなど多数の重火器と堅牢な装甲に加えて遠隔操作による修復が可能で、翼を生やして空を飛ぶこともできる。
その圧倒的な力で超型、6型、超南極Humboldt改の三機を苦しめたが、友寄もり子ら三博士が衛星アンテナを破壊した事で制御不能になり、超型と6型の合体技「ダイミダラーインサートブレイク」によって機体を貫かれ、爆散した。
関連タグ
グランティード:別世界の良く似た別人