概要
アヌビスをモチーフにしたと思われる狼人種族「アヌビト族」の1人。
「1人が1部族」という性質を持つアヌビトは、現在その数をめっきり減らしており、再びアヌビト族が世界を席巻する世界にするために多種多様な種族を配下において活動する。しかし、一人が一部族が信条のアヌビト達の中にはムゾル=ヤニーのように「醜い」と反発する者もいる。
アンリの祖国エスカータを滅ぼす為に活動したのも彼。
ただし計画自体はバジル・ゲレイオスによるもので、ゲレイオスの狙いがもっと大きなものである(=エスカータの乗っ取りなどではない)ことを察知し、最終的にゲレイオスの得たものを全て横取りしようと企む。
野心家ではあるが、その本質は策略家というより武人であり、戦いの時でも正面から挑む。
しかし初戦では負けるほうが難しいほど難易度が低く、なのに勝つと以後の難易度が大幅に上がるという弩級の罠が待っている。これに引っかかったプレイヤーは数知れない。
具体的に言うと”ダグル=ホースに勝った場合はバジルが本性を露わにし主人公達を用済みとして葬り去ろうとするのに対し、負けた場合は退却した後バジルが野望を隠したまま今度は自分が挑むも返り討ちにされるというもの。ダグル=ホースに勝った場合に戦うことになるゲレイオスは全体攻撃や状態異常のオンパレードで攻めてくる難敵なのだがLPの方はダグルの半分ほどしかない為、彼らがゲームデータで直接対決をすると仮定すると双方ともにバステに強い為ゲレイオスの方が押し切られやすいのである。
詳しい全身像は、この作品の2枚目の1コマ目をご覧いただきたい。
解体真書では
ゲームとは異なるif展開を書いた巻末のノベルではほとんどモブ扱いで、カオス・ルーラーの前座の中では唯一心的描写がない。更にはこちら側が七大脅威で混沌候補を同時に相手してほかの候補には呼び出す隙を与えず道を閉ざしカオス・ルーラーを本命に誘導する作戦に出たのだが、ローラとアンリの相手はバジルおじさんであり彼は行間死で出番すらもらえなかった