概要
▼この作品の左下にいる男である。 CV:志村知幸
アンリの祖国であるエスカータ王国の家臣。フランシスなどを部下に持っており、祖国が襲われたアンリを助ける。アンリの持つ宝剣の力を引き出すため、各地に眠るエレメンタルギアを集めるようアドバイスをする。アンリからは「バジルおじさん」と呼び親しまれている(※1)。
だがその本性は、エスカータ王国襲撃の黒幕であり、その動機はアンリの持つ宝剣の力を狙っていたからである。ダグル=ボースとも協力してエスカータを滅ぼしたが、もともとエスカータを乗っ取るなどという小さな目的でやったわけではなく、宝剣の正体が七大驚異の鍵であることを知っていたため。
実際に七大驚異を探索した事が(おそらく)無い人物としては、この遺跡の正体を知っている人物などほぼおらず、研究のみでそれを突き止めたという意味では、優れた学者としての側面も見えてこよう。そして、七大驚異の力を手に入れられる宝剣を持ちながらも、それを使おうとしない王族に腹が立ったわけでもある。
かつて世界を繁栄させ、人々を豊かにしたといわれる黄金時代。その黄金時代の中心となったと伝えられている七大驚異。その正体は、実は混沌の力であった。そして宝剣も「剣に見えるけど実はその力を引き出す鍵」だった。
アンリから全てを奪い、七大驚異の力を手に入れようとしたが、そんな彼にも誤算があった。
- 1つは、ダグル=ボースから裏切られる可能性がある事。プレイヤーの行動次第では、野望に向けて本格的に行動を起こす前に殺されるルートがある。
- 2つ目は、七大驚異の混沌の力がどれほど大きいかを知らなかった事。彼が力を解放させたとき、確かに強大な力は手に入ったが、直後とも言えるタイミングで本人自身が混沌に飲み込まれた。そしてその野心ゆえか、二度と帰ってはこなかった。
ローラ編において敵として戦うのは1回もしくは2回。
2回目はラストダンジョンでの戦闘になるが、これはここまでの展開によりダグル=ボースとの2択になる。
本人の周りに骨の竜を纏わりつかせ「龍の尾撃」「龍のあぎと」「シャドーブレス」などといった攻撃を行ってくる。特に「シャドーブレス」は複数の状態以上を引き起こす危険な攻撃である。
バジルおじさん及び彼の能力を吸収したラスボスが凶悪な強さであるため、ローラ編は初心者向け、とおすすめしにくく感じられる。
一方でデータによるとLPそのものはダグルの半分ぐらいしかなくおまけに相手はボス補正で状態異常に強いため、ダグルと一騎打ちした場合はLPの削りあいというダメージレースでこちらが負けてしまうと思われる。(ダグル・ホースとの一回目の戦いでパーティーが負けた場合ゲレイオスが敗死するのはこのための可能性がでかい)
※1:サガファンからも(悪意を込めて)「バジルおじさん」と呼ばれる事がある。