概要
古来よりこの地に封じられていた、6本の腕と半人半蛇の姿を持つ祟り神。呼び名は複数有るが、村では〈屋跨斑(やまたぎまだら)〉との呼称が一番多かった。しかし現在は彼女の事情を知った三十木谷姉弟の提案から「ダラさん」の愛称で呼ばれるように。意識が明瞭でなかった昔はガチ目な祟りももたらしたが、現在は神域に近づいた者に(死なない程度に弱めた)祟りビームや、携帯パケ死等々の地味に恐ろしい祟りをもたらす。
- 異形の外観に反し性格は理知的で温厚。おっぱいが大きい。もともと真面目な性格故、奔放な三十木谷姉弟に道理を説き無軌道な行動を嗜める等、常識を弁えた人格者。おっぱいがでかい(大事なので2回言いました)。
- かつては霊験あらたかな巫女(後述の法脈から厳密には「院女」(陰陽師を兼ねる巫女)と思われる)であったが、家族からは容貌の醜さ(と言っても目つきが悪いだけで、それを除けばむしろ整っている)から疎まれていた。疎まれながらも慕い続けた双子の姉と守ったはずの村人らの裏切りにより瀕死の重傷を負い、絶望の中で蛇神の胴体と融合、荒れ狂う祟り神〈屋跨斑〉へと変じた。しかし、ダラさん曰く「恨みは消えなくとも怒り続けるのは疲れるし、儂個人の怨みはとうの昔に晴らした」上、蛇神をも調伏して本来の人格を取り戻してからは温和な性質に。
- 本来の人格を取り戻して100年過ぎても、人間だった頃の本名を思い出せずにいたが、第35怪にて「木春(こはる)」であったことが判明。同時に、姉の怨霊(と言うより残りカス)をも倒して、姉妹の確執に決着を着けることに。
- 人であった頃より勤勉で何でもこなす器用さがあった(そもそも院女として土御門家から免状を取得する事は梓巫女と比べて公私において自由を得られる代わりにそれなりの知識や技能が必要になる)為、現在は劇画調イラスト(Twitter版ではいらすとや風イラスト)やだいぶ古めの少女漫画の手法を会得したり、木彫りで精巧な薫フィギュアやフォトフレーム、根付を作成する、フルスクラッチで完全変形ロボットフィギュア(一部差し換え)を作る、異界の玉鋼で包丁やペーパーナイフを打つ等々、クリエイター適性が物凄く高い。
- 残念なことに、三百数十年生きても人を見る目は無いようで、作中で何度か外見や雰囲気に騙されている。本人が自分の「人を見る目の無さ」に気付いていそうなのが救いか。