概要
和名 | チョウコウハス |
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学名 | Opsariichthys bidens bidens |
別名 | 中国ハス |
分類 | コイ目 コイ亜目 コイ上科 コイ科 クセノキプリス亜科 Opsariichthyini族 ハス属 |
体長 | 15~21cm |
分布域 | 中国 |
中国の黄河水系~珠江水系に生息するハスの近縁種。
日本のハスより小型だが、黄河以北の中国〜朝鮮半島、シベリアには別亜種で40cm程に大型化するコウライハス(Opsariichthys bidens amurensis)が分布する。
日本では中国ハスの名でコウライハスやハイナンハスと共に観賞魚として販売されている。
日本のハスより小型で飼いやすいが病気に弱い。
形態
口はハスと同じく大きく発達し、への字に曲がっている。
背中は灰青色、腹部は銀白色で、体の側面にはオイカワに似た青緑色の縦縞が並ぶ。
胸鰭と腹鰭はオレンジ色で、臀鰭は伸長する。
目の虹彩上半分はオレンジ色に近い赤色である。
生態
河川の渓流域に生息し、昆虫や甲殻類、小魚を捕食する。
繁殖期のオスには追星と婚姻色が現れ、顎や各鰭は黄色く染まり、体側の青緑色の模様が濃くなる。
砂底に産卵する。