概要
ツヴァイハンダーとは、大剣(両手剣)に属する刀剣の一種で、特定の大型剣を指す事が多い。
なおドイツ語の【Zweihänder】は「ツヴァイヘンダー」の方が本来の発音に近い。
「ツヴァイ(2)ハンダー(手の複数形)」なので英語ではツー・ハンデッド)と呼ばれる。
語法としては「katana(カタナ)=日本刀」と同じく、ドイツ発祥の両手持ち大型剣を指す。
16世紀の神聖ローマ帝国の傭兵団が使用したことで有名となる。
長さは2m前後で、最大の特徴は刀身の根元のリカッソと呼ばれる部分が非常に長いこと。
この部位は刃付けがなされていないか、あるいは革を巻くなどしてグリップの延長として機能するように設計されており、槍のように持って突く・斬ることを可能にしている。中にはガード(鍔)までも取っ手として扱えるようなものも存在し、使い手の創意工夫次第で刀剣の枠を越えて多彩な操法が可能な武器と言える。
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長巻:ツヴァイヘンダーとは逆に柄頭側を延長している。