CV:荒木香恵(イースⅤ(リメイク版))、山本容子(イースⅥ)、三上枝織(ドラマCD)
概要
『イースⅤ』のもう一人のヒロイン。初登場時の年齢は14歳。
大海賊・ラドックを父に持ち、母親は世界を股に掛ける盗賊団の“イーブル一家”女統領・アルガで盗賊団の末娘にあたり、後述するようにイースⅥにも登場しているほか、ⅤとⅥの間の物語を描いた小説『イース 血と砂の聖戦』にも登場している。
また、ⅥとⅦの間の物語を描いたドラマCDでは晴れて(?)メインヒロインの座を得ている。
男勝りの生意気盛りなお転婆少女で、(ストーリー原案によれば)過去の出来事から他人に心を閉ざして家族以外には心を開くことなく、裕福で幸せな生活を夢見て頑なに悪びれた態度を取っているが、根は優しく素直な性格をしている。
また、頭の回転も速く賢い為、彼女の機転が窮地からの脱出の切っ掛けとなる事もある。
アドルの行く先々でお宝を狙って出し抜こうと様々な妨害工作を行ったり、挑発行為を繰り返すが、アドルの誠実さに触れて心を開いて行き、やがてアドルに想いを寄せる様になって行く…。
幻の都“ケフィン”の崩壊後、一家共々盗賊稼業から足を洗う事となるが、何も告げずに去って行ったアドルに向かって涙しながら「5年たったらイイ女になるから待ってなよ!」と叫んでいたが、それから3年後の物語である『イースⅥ』でその宣言通りにロムン帝国の兵士に追われていたアドルとドギの前に歳頃の娘らしく成長した姿で三度(ⅤとⅥの間の物語を描いた小説で再会している為)アドルの前に現れる事となる。
どのような経緯があったのかは不明だが、この時は母親の元から離れて大海賊である父・ラドックの元に身を寄せて海賊見習いとなっており、アドルたちを新しい冒険の地へと誘う切っ掛けを作る事となる。
ちなみに性格は依然と変わっていないが、言動の端々にアドルへの思いを垣間見せることがある(ただし本人はなかなか素直になれないツンデレなので、面と向かって想いを伝えられてはいない)。
なお、カナン諸島での冒険を終えたアドルとしばしの間行動を共にしていたが、再び新たな冒険を求めてアフロカ大陸の地へと冒険の旅に出立するアドルたちとの別れの際には「今度会う時はもっとイイ女になるからな。他の男に取られて後悔しても知らないぞ」という旨の言葉を投げかけていた。
余談
初期作、イースVのストーリー原案にほぼ沿った内容であるリメイク作『イースV -Lost Kefin, Kingdom of Sand-』ではアドルに心を開く展開が少し異なっており、初期作では前半の大ボスであるドーマンの本拠地からの脱出の際にモンスターに襲われた所を、原案及びリメイクではデストピア・ケフィンでリジェにニーナたち一家共々囚われて“審判”の儀において悪人と判定されて都市の維持の為の生贄にされ生命力を根こそぎ奪われかけていた所をアドルに救出されたというものとなっている。
関連イラスト
イースⅤ及び小説『血と砂の聖戦』登場時。
イースⅥ登場時。