概要
物語が始まる5年前に記憶を失い砂漠で行き倒れになっていた所を、アドルと同じ冒険家であるスタンに助けられ引き取られて彼の養子となった。
大人しい性格の持ち主だが、時には義父であるスタンを探して単身で洞窟を探索する気丈さも併せ持つ。
特技はオカリナで、義父であるスタンの痕跡を追ってフォレスタ村近郊の洞窟を訪れた際に魔獣の襲われていた所をアドルに救出され知り合いとなる。
その正体は幻の都「ケフィン王国」の住人であり、本作の黒幕である錬金術師ジャビルの取り仕切る審判で両親を亡くした後、もう一人の錬金術師オーウェルに引き取られて錬金術の手ほどきを受けたという過去を持っており、錬金術師の弟子として外界の様子を探る為に派遣されるが、その時の衝撃で記憶を失っていた。
物語の中盤でケフィンの復興を目論むリジェに人質としてケフィンへと連行されるが、そこで記憶を取り戻し、ケフィンが滅びようとした際は身を挺して “賢者の石”を制御しアドルを始め、ケフィンの民たちを外界へと脱出させる。
本来はそのまま滅びゆくケフィンと共に運命を共にする筈であったが、アドルに霊体として取り憑りついていたケフィン王国時代の大魔法使いであるストーカーの助力によって救い出され、再び地上での暮らしへと戻っていった。
Lost Kefin, Kingdom of Sandでの設定
リメイク版では基本的な流れや人物像はそのままだが、その正体が微妙に異なっており、こちらの設定ではジャビルが自身の不滅の魂を維持する為に、賢者の石の新たなる核として多くの子供達の命を犠牲にして造り出された、有翼人のホムンクルス。
なお背中にある傷跡は翼の名残である。
此方の設定でも、最後は力を失い崩壊し行くケフィンからアドルたちを脱出させる為に、身を挺して賢者の石と融合し、最後の力を振り絞って彼らを脱出させるが、隠しダンジョン「セケト=ヘセル」をクリアしているかいないかで、彼女の運命は大幅に変わる事となる(具体的に言うと、クリアしていなければバッドエンド、クリアしていると彼女も生還するトゥルーエンド(ハッピーエンド)となる)。