テンコロバシ

てんころばし

青森県や岡山県に伝わる妖怪。

概要

「テンコロコロバシ」とも呼ばれる、青森県の八戸地方や岡山県の邑久郡の伝承に伝わる妖怪の一種。

“テンコロ”とは土地の方言で『砧』、または『砧で布を打つための槌』の事で、テンコロバシとはこの『砧』の様な姿の妖怪が、雨模様の夜に、ある特定の坂道を光を発しながらコロコロと転がって上下するものとされる。

また鳥取県に伝わる「土転び」や高知県に伝わる「タテクリカエシ」、そして江戸時代の百科事典『和漢三才図会』に記載されている「野槌」と同一視される事もあるといわれている。

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