概要
<タテクリ>とは横槌の事を指す方言で、夜道を歩いていると、向こうから、スットン、スットンと音を立てて手杵の様なものが坂道を転がって来きて、出会い頭に人間を引っくり返してしまうとされる。
尚、タテクリカエシはイノシシと同じく急に方向転換が出来ないので、もしこれに遭遇したら寸前の所で横に身をかわせば難を逃れることが出来るといわれている。
尚、地域によっては狸の仕業と考えられているらしい。
余談
大多数の文献では新潟県に出没した妖怪として紹介されているが、それはこの妖怪の話を寄稿した人物である中平悦磨氏が越後の寄稿者だったので新潟県の妖怪だろうと勘違いした為であるらしい。