概要
ディラノスとは、「魔境伝説アクロバンチ」に登場する敵ロボットである。
アクロバンチ劇中に登場する敵「ゴブリン一族」の四天王の一人「黒軍鬼グロイジ」が搭乗するロボットで、最大の特徴は「三本足」という点である。
沼地・湿地での戦闘を得意とする機体で、緊急時には真ん中の脚部を切り離し、二本足でも戦える。
プラモデル
アニメスケール
青島文化教材社より、「アニメスケール」のシリーズでプラモデル化され、発売されていた。
主役ロボットのアクロバンチを除けば、同作の中ではプラモデル化に恵まれており、1/100および1/144スケールの両方で製品化され発売された。1/100スケールのプラモデルは、クリアパーツを一部追加して、アクロバンチとともに「クリアメカ(外装パーツを一部透明にする事で、内部機構を見せる事が出来るメカニックモデル。通常の通りにも組める)」も発売された。
「ミニ合体」シリーズ
また、この他に「ミニ合体マシン」でも、主役ロボ・アクロバンチとともに発売した。
合体マシンは、No57~60の通しナンバーで発売された。
- No57・ディオング:頭部が、腕のないジオングのような胴体部と合体しているマシン。専用の腰とジオングのようなバーニア状の下半身、両肩もブースターになっている。
- N058・ラ・フォーリン:上半身部分を、飛行マシンと合体させた形状のマシン。上半身パーツはマシンの上に立てて合体しており、専用の頭部パーツも装着している。
- No59・アンドロクラップ:ブースターの上に砲塔が付いたマシンに、両腕を合体させている。砲塔の側面に腕を合体させており、外してもあまり違和感はない。
- No60・ノスデムス:ディラノスの下半身と、砲塔とが合体したマシン。砲塔と三本足の下半身とが合体しており、さながら三本足の歩行戦車のような形状である。
これらのキットは後年に成形色を変更し、「NEO合体マシン」として別製品として発売。
合体マシンの各機名称はそれぞれ、21・ガロッシュ(ディオング)、22・マラフォン(ラ・フォーリン)、23・ブームバロー(アンドロクラップ)、24・バトラクス(ノスデムス)。ディラノスは「ドッグボス」という名称になったが、二本足に改修されている(そのため、バトラクスも二本足に)。
※ちなみにゴブリン側の機体は、ディラノスの他は四天王ロボの他の三体「アンドロデムス」「フォリングス」「ケラドウス」、赤鬼族一般兵用メカ「アミンガ」がプラモデル化されたが、1/144スケールのものしか出ていない)。
現在は絶版だが、1/100および1/144スケールのモデルは、中古プラモデルを取り扱う店舗およびオークションなどで見かける事も多い。値段もそう高価ではないので、比較的容易に入手は可能。
関連タグ
:「三本足の敵メカ」「同メーカーからのプラモ化」が共通。メカデザインも、イデオンと同じく樋口雄一氏が担当している。