「我が創造の失敗は 新たなる創造で取り戻す!!」
CV:中村悠一
概要
幻創造神(デウス・エスカ)とも呼ばれる「神」もしくは地球意志であり、そして地球が存在する次元の宇宙の造物主でもある。
本作に登場するのは本物ではなく、ある人物がエーテルで具現化させたもの。ただし神格は本物である。
背中に付いている後光のようなパーツはPSO2のロゴマークの枠と同一である。
関連タグ
デウス・ヒューナス エスカファルス・マザー 地球(PSO2) PSO2ボスエネミー一覧
ネタバレ
※以下はPSO2のエピソード4の重大なネタバレを含みます!
正体
エピソード4のストーリーにおけるラストボス。
その正体は、アーデム=セークリッドが自らの肉体にエーテルを打ち込み、自身がイメージする「神」を具現化した存在。そのためか声優は同一。ただし人格はアーデムとは異なり、また肉体こそエーテルによる作り物であるものの、神格は紛れもなく本物の創造の神そのものである。
緊急クエストにもデウス・エスカなる存在が登場するが、こちらはアーデムの絶望がエーテルと結びついたことで生まれた幻創種であり、まったくの別物。アーデムの絶望に応え、ただただ地球を作り変えようとするだけの存在である。
上記の内容は設定資料集で語られたものであり、ストーリーに登場するデウスはアーデムから本物の神として扱われている。劇中ではアーデムが神降ろしの儀式によって自身の肉体にデウスを宿した……という状況。しかし、マザーが「彼の者は神にあれど、下地にあるのはアーデムによる具現化現象、しかしてあれは、本物の神にあらず」と述べている様に、神格こそ本物であるものの、肉体は仮初めの紛い物であるということは本編でも明かされている。
なお、アーデムとファレグの正体が「アダムとイヴ」であること、アーデムの言う「楽園」、そして宇宙そのものを造り出したという点から、デウス・エスカのモチーフは世界でも有名なある宗教における「唯一神」であると思われるが、宗教上の問題からか、具体的な名前は挙げられていない。
性格
プレイヤーたちアークスをアークスシップに強制送還し、元の次元へと戻したのは無用な争いを避けるためであるが、別の次元の存在でもあるため一定の敬意を払ったことにもよる。また地球のために戦ってくれたことに対しても感謝を述べている。
しかし結局は、刃向かってきたヒツギたちを力尽くで排除しようとしている。それ以前に具現武装を無力化されて戦う力を失ったヒツギを始末しようとしており、彼に話し合いの意思がなかったのは明白である。アーデム自身「自分こそが人類の導き手」と独善的な思考な動いており、これに関してはデウスも似通っていると言える。デウスやアーデムが元々「こう」だったのか、アーデムの肉体の影響でデウスが「こう」なってしまったのかは不明。
なお、緊急クエストで戦うデウス・エスカは狂人のような声音になっており、闘いを楽しんでいるかのような台詞を見せる。当然、プレイヤーに対する敬意など微塵もなく、言動も格下に見ているものになっている。
目的
争いを続ける人類に失望し、地球を一度消滅させて糧とし、新たなる宇宙を創造しやり直すことを目的にしている。これはアーデムの望みであるが、具現化した「神」もまた人類に対し思うところがあるような態度を見せている。
ストーリーへの絡み
アーデムを依代に降臨し、プレイヤーたちに対して絶大な力を振るう。
エーテルを操ることでヒツギたちの具現武装を無効化させる、プレイヤーとアークス達をアークスシップごと元の次元へ強制送還させるなどして優位に立っていたが、シエラとアルとマザーの三者によって戦況を覆される。内部に潜んでいたマザーの力によって今度は自身が能力を封じられ、更にシエラとアルの手によってプレイヤーが帰還。最終決戦を演じる。
プレイヤーと殆ど互角に渡り合うが、最後の一手で押し負け、その間隙を突いたヒツギの一刀により敗北。ヒツギから「自分たちは歩いて行ける。だから見守っていてほしい」と説得され、彼女たちを信じてあるべき場所へと還っていった。
緊急クエスト「新世を成す幻創の造神」「創世を謳う幻創の造神」
「世界は再編されねばならない、この幻創造神の手によって!」
アーデムの野望は潰えたが、彼が抱いていた数万年にも及ぶ絶望が膨大なエーテルと結びつき、デウス・エスカを具現化させた。上述の通りストーリーに登場するデウスとは別物だが、設定資料集では特に区別なく幻創造神(デウス・エスカ)と記されている。
手始めにムー大陸を具現化。そこから生えた世界樹に潜み、エーテルを集めて地球を破壊し、世界の再編を行おうとする。これを阻止するべく駆け付けたプレイヤーと一戦交えることとなる。
プレイヤーとの戦いでは、初期形態デウス・ヒューナス、第二形態デウス・アンジェスと形態を変え、真の姿であるデウスエスカ・ゼフィロスへと変身。最期はプレイヤーによって討たれ「神を超えた人の力」を思い知りながら消滅した。
その後、より凶悪な力を身につけ復活。再戦クエストでデウスエスカ・グラーシアとなるが、破壊の力ではプレイヤーには勝てず、人の絶望によって呼び起こされた「神」は、人の強さの前に消え去った。しかしアーデムの絶望は色濃く残り、それと結びついたエーテルによって幻創造神は幾度となく形を取るという。
ちなみにEP4当時、デウスエスカ・ゼフィロスはEP4最終ボスとしてネット上に広告・宣伝されていた。
ドロップされる☆13武器「クリファドシリーズ」・「ゼイネシスシリーズ」の主な潜在能力は「錬成開花」。「特殊能力の数値を二倍として扱う」と言う強烈なもので、実装当初は誰もがブースターを焚いて挑んだものの、ドロップされるのは☆10の武器を山盛りと潜在能力を解放させるのに必要なブースターアイテムをほんのちょっぴり(「錬成開花」のレベル解放一回につき40個…通算で120個要求されて足止めされる為、少ないと満足な強化も出来ない)。
これを含め未だにブースターアイテムのドロップ数はテコ入れがなく、クエストでのドロップと☆12ユニットとの交換でしか入手手段はない。
配信当初はデウスエスカ・ゼフィロスのHPが高めの調整で、月破壊ビームの後に時間切れになったり、ダウンさせ起き上がるまで倒しきれなかった場合に放ってくる全体攻撃の一閃で全滅したりする事態がそこかしこで見受けられた。想定よりも失敗率が高かったためか、少ししてからデウスエスカ・ゼフィロスのHPの調整が入った。
緊急クエスト「ワイルドイースター2018」
ラスベガスに出現。異変を起こしている元凶となっていた。プレイヤーたちと交戦して撃退される。
これ以外にも季節限定クエスト・季節緊急クエストに度々出現し、HPが50%以下になった時のスタンを誘発する座標狙いの雷撃とデウス・エスカを中心に放たれる蔦の塊で近接クラスがブッ倒れるのはお約束の光景となっている。
緊急クエスト「創世導く母なる神」
【深遠なる闇】の影響か、より強化されたエスカファルス・マザーとデウスエスカ・グラーシアが同時に具現化したため連戦を行うクエストが登場。2020年には新難易度・ウルトラハードに対応。
なお、ソロ用のクエストトリガーで受注するクエスト「輝光を砕く母なる神」があり、これのSランククリア(18分以内)がエキスパート条件の一つ。難易度はエクストラハード及びウルトラハードのみのため、Sランククリアには相応の火力と立ち回りが必要。
相変わらず☆10の山盛りプレゼントだが、S級特殊能力が付与された☆13バルアルズや、S4特殊能力の追加カプセルをドロップするようになった。
ウルトラハードでは一部の緊急クエストを除きこのクエストでしかドロップしない準専用☆15武器やその素材の追加、武器迷彩の追加、各種☆13武器のドロップ率増加、エスカファルス・マザーのドロップに☆11~12ユニットを追加することで、今までデウスのドロップ品に大半が上書きされていたマザー・ファクター付きのユニットが手に入るようにするなどといった改善が見られた。
☆13武器は性能的には今更感があるが、ゼフィロス武器の潜在能力に、特殊能力を追加する際に追加確率を10%アップする「生命の導き」があり、武器の素材作りをしたいときに活用される場合がある。このクエストではクリファドシリーズが直接ドロップするが、NPCジグの交換ショップで無料でゼフィロスに戻すことができる。