概要
トンボロとは、本土と島を繋ぐ砂州もしくは砂嘴の事である。本土と繋がれた島を陸繋島という。複数の島々が結ばれることもある。
語源は、ラテン語で「土手」を意味するtumulusから。
代表的なトンボロ
日本
- 函館市(北海道):市街地の中心部がトンボロの上にある。
- 男鹿半島(秋田県):南北2本のトンボロで形成されている。
- 江の島(神奈川県):湘南の代表的な景勝地。
- 潮岬(和歌山県):本州最南端。串本町の市街地が形成されている。
- エンジェルロード(香川県):小豆島にある二段構えのトンボロ(厳密にはタイダルアイランド)。
- 志賀島(福岡県):トンボロの部分は「海の中道」という名称が付いている。
- 甑島列島(鹿児島県):上甑島の旧里村の市街地がトンボロ上に位置する。
海外
- モンサンミッシェル(フランス):世界遺産の修道院があることでも有名。
- クリミア半島(ウクライナ):北側のウクライナとトンボロでつながっているが、東側のロシアとは海峡で隔てられているため、アゾフ海はぎりぎり「アゾフ湖」になっていない。
- ジブラルタル(イギリス):地中海と大西洋とを仕切っている。