ドボルベルク亜種
どぼるべるくあしゅ
MH3Gから登場した、尾槌竜ドボルベルクの亜種。通称「尾斧竜(びふりゅう)」。
原種とは違って砂漠地帯に生息しており、主に朽木などを食している。
原種同様に現在確認されている獣竜種の中では最大級の種であるが、過酷な環境下でも長期間活動できるように進化している。
気性は原種以上に荒くて縄張り意識が強く、侵入者に対しては決して容赦しない。
個体によっては、殺気立っているディアブロス亜種と対峙しても怯む事なく、むしろ積極的に真正面から衝突しに行く場合すらもある。
原種との最大の違いは尻尾の甲殻の形状であり、尾甲の一部が発達して、尾の先端が名前が示す通りの両刃の大斧のような形状に発達している。この尻尾を振り回して周囲の砂もろとも外敵を吹き飛ばしてしまう。
その独特な形状から一部の工匠の間で武器の素材としての需要が高まってきているが、その危険性の高さにより、素材が流通する事は滅多にない。
尻尾の攻撃範囲は亜空間かと言いたくなる程に非常に広いが、これは尻尾そのものではなく、叩きつけたり巻き上げたりした時の砂に当たっている為である。特に尻尾を振り回した時や「大回転攻撃」後の落下時に生じる砂埃には強烈な吹っ飛ばし判定があり、接触するとダメージと共に宙を舞う事になる。
なお、この吹っ飛びはスキル「金剛体」を発動させる事で、ある程度軽減できる。
一方で、尻尾を破壊すると斧ごと剥げるのだが、斧が剥げると尻尾の先端の大きさが通常種のそれと然程変わらなくなる為、攻撃のリーチが大きく減少し、さらに尻尾を地面に叩き付けた際に、泥をまき散らす事ができなくなってしまうなど著しく弱体化する。
攻撃範囲減少だけでなく、泥まみれ状態を封じる事もできるので、積極的に狙って行きたい。
他には、外殻が赤銅色に変化しており、表面には乾燥に適応した外殻と同色の苔が生えている。非常に不気味な色彩であり、まるでこれまで葬ってきた外敵達の怨念を身に纏っているかのような印象を受けるという。これは岩場などで隠れる為の保護色であると同時に、戦う相手に恐れを抱かせる為の警告色でもあるのではないかと噂されている。
しかし、プレイヤーからはその色彩や生息地のせいで、よりバクーダっぽさが増したとも言われている。
このように非常に高い戦闘力と危険性を持つ事から、現在はG級と認定された極一部のハンターにのみ狩猟が許可されているが、その巨体や色彩、そして強烈な攻撃の数々に終始圧倒されて返り討ちにされるハンターも多い。
原種とは動きも全く違う為、原種に慣れたハンターであっても警戒が必要である。
また、強さランクではリオレイア希少種より強いことや、ディアブロス亜種と対等な草食系だったり、果ては後述する規格外の個体がいたりするなどを考えても古龍級生物であるといえる。
『進撃の巨人』とのコラボクエストでは、通常の倍はある4454.84cmの個体が登場する。
ナバルデウスよりちょっと小さいくらいと言えば、その巨大さがよく分かるだろう。
剥がれ落ちた尾甲もとんでもない大きさで、ちょっとした大型モンスターくらいの大きさはある。
その大きさ故に普段は足以外に攻撃は届かず、その巨体が視界を遮るので非常に戦いにくい。
「大回転攻撃」の攻撃範囲の広さも言うまでもなく、普通に走って逃げる事は不可能なレベルである。緊急回避で脱出するか、あるいは懐に潜り込む事をオススメする。
ちなみにこのクエストの依頼人は、あの芋女さんである。
- ドボルベルク亜種を50頭狩猟すると「ドヤ顔」の称号が手に入る。着地の瞬間の顔の事だろうか。ただし、ただでさえ体力が多くて時間がかかるドボルベルク亜種を50頭も狩猟する気になるハンターはそうはいない。