概要
ネク(桜庭音操)、シキ(美咲四季)の二人は初代すばらしきこのせかいの主人公とヒロインである。
『すばせか』における2人
渋谷の雑踏で出会った彼らは戦う力を得る為に契約を結び、命がけのゲームに挑む。
最初期は他人に心を開かないネクの性格を原因として衝突も起こるが、行動を共にしていくうちに少しずつネクの心に変化が生じてくる。
その変化は7日目、死神ゲームの最終日においてある結果をもたらす事となる。
この先、「すばらしきこのせかい」7日目以降のネタバレを含みます
『すばせか』7日目までのネタバレ注意
7日間のゲームをクリアした2人。だが現れたゲームマスターは、現実世界に帰る事ができるのは2人のうち片方だけだと告げる。
選ばれたシキは、ゲームに再び参加する事を選んだネクと現世の渋谷で再会する約束を交わす。その直後、光に包まれたシキはゆっくりと天に上っていく。ネクは手を伸ばすが、その手が届く前に彼女の姿は見えなくなった。
ゲームマスターはシキを見送った彼に、ネクの2回目のエントリー料(最も大切なもの)として美咲四季という存在が徴収されたという衝撃的な事実を告げて7日目は幕を閉じる。
その後(エンディングまでの更なるネタバレを含みます)
シキを喪ったネクは自分だけでなく彼女の命も賭け、新たなパートナーと共に前回以上に負けられないゲームに挑む事となった。
2周目のネクの動向からは、ネクが責任を感じている事、シキが与えた影響が大きかった事がうかがえる。
しかし2度目のゲームクリアでも彼女を取り戻す事は叶わなかった。
コンティニューの権利を奪われて最後のチャンスとなった3度目のゲームクリアで、ようやく再会を果たす。(ネクにとっては14日ぶりとなる)
この時、シキは自分がネクのエントリー料になった事を知らされて照れ、同席したビイトも動揺していたがネク本人は(シキが自分の「最も大切なもの」である事について)特に弁解も否定もしていないのがミソである。
その後、洗脳されたシキと敵対して戦う事になるが、「シキに手を出すな」とビイトから彼女を庇う一幕もある。
エンディングでは、シキと再会したネクはずっと身に着けていたヘッドホンを外し、渋谷でできた友人と遊びに行く。
余談
原作の描写の中には、アニメ版で異なる描かれ方をしたものも少なくない。以下に挙げるのは一部の例である。
- アニメ版ではゲーム版に比べてネクの初期の性格が若干丸くなっており、素直に名乗ったりシキの事を序盤から名前で呼んだりしている為、7日目の「初めて名前で呼んでくれたね」というシキのセリフはアニメには無い。
- ゲーム版のシキ編最終日は時系列が入れ替わっており真相が分かるのは2周目になってからなのだが、アニメ版ではシキの消失(徴収)とエントリー料の説明が同時に描かれているため、何が起こったのかが分かりやすくなっている。(その結果としてシキは浮遊せず、苦しんで消えたと受け取れる描写に変更されている)
ちなみに、一瞬ではあるもののアニメ11話ではネクが気を失ったシキをお姫様抱っこしている様が拝める。
また、シキに嫌いな食べ物を与えると「ネクにあげる」というセリフを聴けるが、何故か2代目のヒロインからも似た台詞が聴ける。
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続編『新すばせか』における2人
新すばらしきこのせかいラストまでのネタバレを含みます!
3年前、謎の死神ココの凶弾に倒れ行方不明となっていたネクは渋谷UGに帰還し、ビイトと共にリンドウ達のチームツイスターズに加入した。
最終決戦の直前、ネクとシキは3年ぶりに再会する。しかし依然としてUGの存在であるネクはRG(現実世界)の存在であるシキの目には映らなかった。
それでも2人はビイトを通して掛け合い、その絆の強さをうかがわせた。
決戦後、今度こそRGに帰還したネクは、かつてシキと邂逅した場所であるハチ公像の前で雑踏の中、再び相見える。
(終盤の描写は大変エモいので実際にゲームをプレイする事をオススメする)
尚、クリア後に読めるシキのキャラクターボードには『ネクの大切な人』という記述がある。