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ネバーランドのリンゴ

ねばーらんどのりんご

ネバーランドのリンゴは、創元推理文庫より発売されたゲームブック。
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概要

この作品は昭和61年に東京創元社(大阪にて大正14年に創業した出版社創元社の東京支部として設立、昭和23年に別会社として独立、昭和29年に組織改変を行い現社名となった。翻訳SF関連の出版物で有名)の創元推理文庫ゲームブックレーベル、スーパーアドベンチャーゲームより発売された。
作者である林 友彦(ゲームブックの執筆などでこの作品のほかにウルフヘッドの冒険ガルシアの髑髏などが存在すると思われる。外部リンク)の幻想的な作風にパズル暗号などのを織り交ぜたゲームブックとなっている。
創元社が発売したゲームブックの中でも特に人気があったと思われ、続編であるニフルハイムのユリネバーランドのカボチャ男が発売されており、ネバーランドシリーズと呼ばれることもある。また同作者によるウルフヘッドシリーズも類似の世界観を用いている。


*あらすじや登場人物、世界観について
ネバーランドは上を下への大騒ぎ。というのも、ガラスが丘に植わっていた若返りの果実をつけるリンゴの樹が、ネバーランドをわがものにしようとたくらむ魔道師バンパーに盗まれてしまったのだ。あなたは猫妖精のティルトになり、バンパーを倒して、リンゴの樹を奪い返さなければならない。項目数1000を誇る、世界最大のゲームブック。

(以上、おそらく本書籍のあらすじからの引用と思われる)

主人公の剣士ティルトは猫妖精(プーカとルビが打たれている。ヨーロッパにはプッカという妖精が存在するが、こちらは小鬼)の男性。イラストでは短毛種の猫が直立したそのままの姿に長剣を携え、帽子、マント、ブーツを着用している(ペローの童話『長靴をはいた猫』の猫や、ますむらひろしの猫たちを想像するとわかりやすい。)。
ファンタジー系のRPGでは一般的な、中世ヨーロッパ風の雰囲気が漂う中に、童話的・神話的なガジェットがちりばめられている。舞台設定や物語全体から受ける印象は詩的でのどかだが、展開や判定は非常にシビアで、ティルトは敵からの攻撃以外にも、川に流されるなどしてあっけなく死ぬこともある。
メイン画像の少女は作中のキーパーソンとなるエルク(作中でのエルフ的な存在)のエスメレー姫。物語の進行により、彼女を救出することもティルトの使命の一つになる。

ゲームシステム

本書のシステムはコンピュータゲームを模してあり、ティルトは『3つの命を持つ』。このため読者が判断を誤り、あるいは戦闘に敗北してティルトが死を迎えたとしても、3度目までは死の前に戻って冒険を続けることができる。
ティルトの行動を記録するためにはチェックシートが用意されており、読者は文中でキーナンバーをチェックするよう指示があった場合、シートに書き込むことでフラグを管理する。この点もコンピュータゲームらしい部分と言える。うっかりチェックし忘れたためにいつまでも正しい道筋を見つけられず、切歯扼腕した読者も少なくないとか。

本書のシリーズを通してのもう一つの特徴は、上記にある通りなんといっても「項目数1000」という規模の大きさである。一般的な文庫型ゲームブックの項目数が400程度であり、この『ネバーランドシリーズ』はその分厚さでひときわ目立つ存在だった。
しかし項目数の多さはダテではなく、その濃密な世界観と緻密に組み上げられた仕掛けに読者は夢中になった。
ブームが最も盛り上がっていた時期に登場した本シリーズは、数多く出版されたゲームブックの中でもその代表格と言える存在の一つであり、根強い人気を誇っている。



関連タグ

レトロゲーム ゲームブック


参照

wikipedia:同項目およびリンク先
なお著者のアカウントへのリンクはウェブ検索の結果から勘案した結果である。

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