「オレはオレの望むまま、あんたの意志に関係なく、あんたと一緒にいることに決めました。――ヴァニタス」
概要
「ヴァニタスの手記」に登場するノエ・アルシヴィストとヴァニタスのBLカップリング。
プロフィール
本編での関係
蒼月の吸血鬼が作り上げた呪われた本「ヴァニタスの書」を探しに田舎からパリへとやってきた吸血鬼であるノエ・アルシヴィストと、「ヴァニタスの書」を用いて 呪い持ちになった吸血鬼を救おうとする、ただの人間のヴァニタス。
パリへと向かう飛空船の中で2人は出会う。
ヴァニタスはノエと出会った当初、ノエの高い戦闘力や頑丈な体を見込んで彼を盾にしようとする。そんな自由奔放で目的のためには手段を択ばない彼に対して、ノエは「あんたのことがそんなに好きじゃない」「生理的に無理」 とはっきり言ってしまうほどあまり良い感情を抱いていなかった。
しかし行動を共にしていくにつれて、その関係は逆転していく。
周囲には軽薄に振る舞うヴァニタスだが、彼の自己肯定感は底知れないほど低く、時折見せる暗い表情は、ノエを苛立たせた。
ヴァニタスが「ヴァニタスの書」を用いて呪い持ちの吸血鬼を救っている理由が"蒼月の吸血鬼"への復讐だということを知った後、ノエはヴァニタスと共にいることを決意。
「今後一切、お前には関わらない」
踏み込んでくるノエに対してヴァニタスは、動揺し、苛立ち、関係を断とうとするが、ノエは「なんでオレはあんたの言うこときかなきゃいけないんですか?」と聞く耳を持たない。
「オレはオレの望むまま、あんたの意志に関係なく、あんたと一緒にいることに決めました。――ヴァニタス」
ヴァニタスに興味を持ち、彼が考えていることを知りたいと思うようになっていく。対してヴァニタスは拒絶を諦めたのか「勝手にしろ」と言う。初めの頃はヴァニタスに翻弄されていたノエだが、ここでは確実に逆転していた。
絶えず言い争いばかりで、決して馴れ合いはしない彼らだが、強い何かで結ばれていることは確かだろう。
しかし、ヴァニタスは1話の時点で 殺されることが確定 しているのだ。それも、ノエ・アルシヴィストによって。
あんたのその手を掴めなかった"あの日"の後悔を────
そしてノエは、その事を後悔している。まだ明らかになっていないが、これから先、二人の間で何かが起きることは決定事項である。