諸元
名称 | HBK-4G ハンチバック |
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重量 | 50トン |
エンジン | ニッサン200 |
歩行速度 | 43.2km/h(4MP) |
走行速度 | 64.8km/h(6MP) |
ジャンプ能力 | なし |
放熱器 | 13基 |
武装 | オートキャノン20x1 |
中口径レーザーx2 | |
小口径レーザーx1 | |
価格 | 346万7876 Cビル |
概要
初出は戦車&歩兵&建造物戦闘やオートキャノンのバリエーションが増えたシティテック。
バトルテックに於いてはオートキャノン20(以下AC20と省略)を搭載した中量級以上のメックはジャガーノートと呼ばれる。(一応アーバンメックのカスタマイズ機にも搭載されているものはあるが、30トンのメックにこれを積むのは無理がありすぎた)。装甲を活かして敵ににじり寄り、射程距離に到達したら一部位に20点の大ダメージを叩き込むAC20で相手メックを恐怖のどん底に陥れるのが基本コンセプトである。本機ハンチバックはそれらのロマン枠の中でも最も軽い50トンで、ジャガーノート唯一の中量級である。
とはいえ支援火力を一切撤廃して近接火力とできるだけの装甲を積み込んだシンプルながらも重厚な設計デザインは生半可な同クラス一機相当のの火力で接敵される前に仕留めるのは難しく、猛攻を耐えきって接敵してからの切り札のAC20を喰らえば当たり所が悪く頭部に直撃すればどんなメックも(それこそ公式最大重量のアトラスですら)一撃でお陀仏となるし、他の部位にあたってもその部位が丸ごと吹き飛んだり装甲が丸ごと持っていかれて中枢部に深刻な損傷を与える。そんな代物を連続でぶっ放されれば相手メックは文字通りスクラップにされかねない。
それではたまったものではないから、相手側はまずこいつに火力を集中させて無力化させようと動くだろうが、逆にそれを逆手に取りハンチバックをおとりに支援メックを護り優位に立つのも立派な戦術の一つである。
極端な例ではボードゲームの対戦で制限重量が許す限りのハンチバックを選び残りを支援機にしたというチームもあったそうな。
一方当たればPCが瞬殺されかねないので、重量がそこそこだからといってTRPGの敵でこれを出すのは考えもの。だすとすればそれこそ終盤戦であろう。
カスタマイズとしてはどうせ接敵するまでは何もできない&接敵して相手にぶっ放せばほぼ任務完了という点を考慮して、小口径レーザー1門と放熱器1つをはずしてジャンプジェットに交換し、都市部や森林地帯や水地といった歩行では移動に支障が出やすい地形を走破しやすくするのも手。
バリエーション
カペラ大連邦国仕様
名称 | HBK-4P ハンチバック |
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重量 | 50トン |
エンジン | ニッサン200 |
歩行速度 | 43.2km/h(4MP) |
走行速度 | 64.8km/h(6MP) |
ジャンプ能力 | なし |
放熱器 | 23基 |
中口径レーザーx8 | |
小口径レーザーx1 | |
価格 | 337万7876 Cビル |
国力で他の継承権国家に劣るカペラが自国の防衛用に改修したカスタマイズ仕様。AC20をできる限りの中口径レーザーとそれをほぼ捌ける放熱器に回し、継戦能力と防御力を上げたタイプ。ハンチバックの改修機としては比較的遭遇しやすい
数値的なダメージ能力は原型機よりも上がっているが、一撃で20点単一部位に喰らう機会は減っている。とはいえこっちはこっちで適正距離なら走行しながらでも35点相当のビームの雨が7発に分かれてきてすっ飛んでくるため、頭部損傷や致命的命中の機会が増えるため別の意味で近寄りたくない。
問題は中口径レーザーてんこ盛りはシンプルに強いを端的に証明しているいささか安直なアセンブリであることだろうか。
シャウン=フィリップス大尉仕様
名称 | HBK-4P ハンチバック |
---|---|
重量 | 50トン |
エンジン | ニッサン200 |
歩行速度 | 43.2km/h(4MP) |
走行速度 | 64.8km/h(6MP) |
ジャンプ能力 | なし |
放熱器 | 19基 |
六連装短距離ミサイルx2 | |
中口径レーザーx4 | |
小口径レーザーx1 | |
価格 | 337万7876 Cビル |
カペラ大連邦国のシャウン=フィリップス大尉が大破した原型機を回収し修理した個人カスタマイズ。新ルールだと命中箇所判定の回数が凄まじいことになる。
AC10仕様
名称 | HBK-4H ハンチバック |
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重量 | 50トン |
エンジン | ニッサン200 |
歩行速度 | 43.2km/h(4MP) |
走行速度 | 64.8km/h(6MP) |
ジャンプ能力 | なし |
放熱器 | 13基 |
武装 | オートキャノン10x1 |
中口径レーザーx4 | |
小口径レーザーx1 | |
価格 | 342万5876 Cビル |
AC20を1ランク下げてAC10にしたタイプ。
一撃必殺度は減っているが近距離でのダメージ効率は原型機と同じだし、ある程度間合いを取られている時期でも牽制ぐらいは可能。
TRPGで序盤のボスに出すのにうってつけといえる。
遠距離強化仕様その1
名称 | HBK-4N ハンチバック |
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重量 | 50トン |
エンジン | ニッサン200 |
歩行速度 | 43.2km/h(4MP) |
走行速度 | 64.8km/h(6MP) |
ジャンプ能力 | なし |
放熱器 | 13基 |
武装 | オートキャノン5x1 |
5連装長距離ミサイルx2 | |
中口径レーザーx4 | |
小口径レーザーx1 | |
価格 | 343万7126 Cビル |
原型機とは逆に近距離は中口径レーザーに任せ遠距離武器をそれなりに積んだタイプ。問題は弾薬の種類が多すぎて致命的命中で弾薬に喰らいやすいところだろうか。
遠距離強化仕様その2
名称 | HBK-4J ハンチバック |
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重量 | 50トン |
エンジン | ニッサン200 |
歩行速度 | 43.2km/h(4MP) |
走行速度 | 64.8km/h(6MP) |
ジャンプ能力 | なし |
放熱器 | 14基 |
武装 | 10連装長距離ミサイルx2 |
中口径レーザーx5 | |
小口径レーザーx1 | |
価格 | 356万0876 Cビル |
AC5をとっぱらってミサイルによる支援火器とレーザーによる近接火器に分けた仕様。
STEAM版
原型機とカペラ大連邦仕様が登場。PARADOX社のシミュレーションゲームである本作はカペラ大連邦国に近い辺境が舞台なので、こうなるのも不自然ではない。
武器にハードポイント制が採用された本作では、原型機はACやガウスライフルなどの砲弾系火器を三門&小口径レーザーを除くビーム火器を2門&小口径レーザーや火炎放射器やマシンガンといった近接火器を一門搭載でき、P型は8門のビーム兵器と3門の近接火器を搭載できる。
本作ではACのダメージが見直されAC5がだいぶん実用的になったので原型機はAC20や放熱器2つとAC5二門とその弾薬に換装し遠距離を強化するのもあり。今作では部隊に精神ポイントのようなシステムが付与されそれを消費すれば部位狙いも可能になるので、「ハンチバックといえばAC20っしょ!」とロマンを追い求めるのも悪くない。
一方P型は中口径レーザーの熱効率が悪くなったためダメージ効率が下がってしまった。手に入れて活用するなら3門ある近接火器を活かすために格闘戦を強化することを検討したほうがいいかも。
それよりも問題なのがかなりの頻度でパイロット即死要素のあるハンチバックを相手にせねばならないという実戦闘でのシチュエーション。
本作ではある程度距離を詰めるまでは敵の詳しいシルエットまでは把握できず、”何か敵がいる”
>”兵種とその重量(メックor装甲車両or砲台or無害な建造物)はわかる”>”具体的な機種が判明する”という風に距離を詰めて視界に収めることで敵を判別する。そのため、付近の敵の重量をよく観察せずに適当に味方を動かすと、その次の手番でハンチバックがいきなり正体を現し挨拶代わりのAC20をかまされて運悪く自軍のパイロットがお陀仏することもある。同様の理由でアトラスのある100トン&サイクロプスのある90トン&ヴィクターのある80トンも危険。
それに加えて、50トンであるハンチバックは特定ターゲット殺害任務や三つ巴のメック戦闘などの任務で割と序盤から遭遇する可能性があるのだ(これらの任務では難易度のわりに重量のあるメックが出現しやすく序盤の軽量級や車両の中にしれっと紛れ込んでいる)。当然序盤では上記の狙い撃ちの精度も落ちるので撃たれる前に撃ち落とすのも一苦労。
そのため50トンという表示を見てさらに視界外からミサイルを撃ってこなかったため思わず身構えたところやってきたのがP型ハンチバックやクラブだったと判明して「びっくりさせやがって!」と安どするシチュも。上記の通り中口径レーザーの熱効率が下がっているため、P型が8門一斉射撃するシチュは減っており脅威度は段違いである。
本作では戦場から回収したり惑星の店で売っているメックの残骸を規定数(難易度で個数調整可能)集めることで戦力として機能するメックを一体組み上げることが可能。そして道中を打を破壊するよりも頭部を撃破したほうがより多くの残骸を入手できるのだが、ジャガーノートを相手に頭部狙いをするのはかなりの無謀。素直にAC20のある部位かAC20の弾薬のある部位を狙い(幸い練度があがれば8~9割ぐらい胴体に集中砲火できる)速攻で無力化しよう。無理に報酬っを狙って自分のメックや手塩をかけて育てたパイロットを失うのは割に合わないのだ。