概要
バエクは古代エジプト人で、ファラオの守護戦士『メジャイ』の一人。
出身地を冠して「シワのバエク」とも呼ばれる。
妻のアヤ、息子のケムと共に暮らしていたが、仮面の組織『古き結社』の襲撃のよって息子を失い、復讐のために立ち上がる。
名前の由来は「鷹」を意味するヒエログリフだが、正確な発音が不明なため「バヤク」と表記されることもあった。
吹き替え版声優は福山潤氏。
人物
人柄は実直で正義感が強く、圧政を敷くプトレマイオス13世には強い反感を抱いており、「ファラオの器ではない」と断じている。
古代エジプトの神々、特に故郷に神殿のあるアムン神を厚く信仰しており、神や死者への冒涜は許さない。
息子の仇である『古き結社』に対しては復讐鬼そのものだが、圧政や悪党に苦しむ者には民族問わず手を差し伸べる。息子を喪ったこともあって子供には非常に優しく、懐かれやすい。またすでに夫であり父親でもあったためか、歴代の主人公たちと比べて人間的に成熟している。
非常な愛妻家で、アヤとは普段別行動しているが会えたときには隙あらばイチャつこうとする。アヤの方も人目をはばからず飛びついて抱きつくほどバエクを愛しているが、そんな二人にも長い戦いの中ですれ違いが生まれ始める。
子供の頃からメジャイになるべく訓練を受けていただけあって、筋骨隆々としたたくましい肉体を持つ。戦闘では様々な武器を使いこなし、弓術や馬術にも長けている。
歴代の主人公たちと同様にフリーランニングを駆使し、クレオパトラから贈られたヒドゥンブレードを使った暗殺も得意とするが、ある人物の暗殺に際して左手の薬指を失った(これが元で、アサシンたちは1000年以上先まで左手の薬指を切除する儀式を続けた)。
また相棒の牝鷹セヌとも強い絆で結ばれており、彼女の目を通して上空から偵察を行う能力を持つ(後世のアサシンが使う『タカの目』はこの能力の名残とされる)。