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概要

バタフライバースとは、多数の普通の人間の中に少数の「蝶」「蛾」「蜘蛛」「蜂」がいるという特殊設定である。


美しいが蜘蛛に食べられる運命にある「蝶」、蝶と見分けがつかないが猛毒の「蛾」、蝶及び蛾を食べる「蜘蛛」、蜘蛛がいないと繁殖出来ない「蜂」が存在する。

食人、寄生による妊娠(男性妊娠を含む)が含まれる特殊嗜癖である。


BL、NL、GL問わず使用可能。


注意事項

食人、寄生(男性妊娠)等を多分に含む為、基本的にR-18Gの扱いとすることを推奨する。

設定説明

性別を問わず魅了する、恵まれた容姿を持っている。

蜘蛛にとって「とてもおいしいご馳走」なので、捕食される運命にある。

それ以外は普通の人間と変わらない。

自覚のある者とない者がいる。

弱いように見えるが、四種類の中では最も数が多く、自衛団などを組織する者たちもいる。



外見上蝶と見分けがつかないが、蜘蛛にとっては猛毒で食べると死に至らしめる。

致死量には多少の個体差があるが、猛毒なことには変わりがない。

蜘蛛以外が食べても無毒。

それ以外は普通の人間と変わらない。

自覚のある者とない者がいる。

蝶よりは個体数が少なく、蜘蛛よりもかなり多い。



蜘蛛

蝶を捕らえて食べる者。蛾も食べる。勿論蛾を食べたら死ぬ。

蝶(蛾)を見ると食べたい衝動に襲われる。

また、性別に関係なく蜂の卵床にされることがある。

それ以外は普通人間と変わらない。

自覚はある者とない者がいる。

蝶を食べることへの抵抗や考えもそれぞれ。

蝶や蛾に比べると個体数は少ない。



蜘蛛に卵を産み付け、卵床にして繁殖する。

卵のため、蜘蛛に蝶を食べさせようとする。

卵を産み付けた蜘蛛を言いなりにすることが出来る。

卵を分泌する腺がある以外、普通の人間と変わらない。

必ず自覚があり、数も四種類の中で最も少ない。

通常の生殖方法ではほとんどが不妊。

その為繁殖欲も強いが、必要性を感じていない時は蜘蛛を見るなり襲うようなことはない。



世間での認識

バタフライバースの者たちの存在は、そうでない普通の人間の間では都市伝説の類として扱われている。その為、例えば蜘蛛による食人事件が発覚しても、ただの猟奇殺人事件とみなされる。



生まれる理由

蝶・蛾・蜘蛛・蜂は突然変異によって生まれるので、親が何であるかは関係がない。

普通の人間の夫婦からバタフライバースが生まれることもしばしば。

また、蜂だけが直系のバタフライバースを遺すことが出来る。

ちなみに、「生物学的遺伝」というよりは「呪い」の類である。



自覚する時期

思春期頃。直感等で理解する。

鈍い個体は気付かないが、蜂だけは必ず自覚する。

互いが蝶や蜘蛛であることは、食うか食われるかの関係なので、本能的直感、匂い、フェロモン等で判断が出来る。

自覚のある蝶はそのほとんどが蜘蛛の存在を知っている。蜂は知らない者もいるが知っている者の方が多い。

自覚のある蜘蛛は蜂の存在を知らない者もいるが、知っている者の方が多い。中には蜂や蛾の存在を恐れて蝶を食べない者もいる。蜂を恐れて蝶を食べない者がいるのは「蝶を食べなければ蜘蛛だとバレない」という勘違いから。



蝶及び蛾の味

蝶は蜘蛛にとって「とてもおいしいご馳走」であるが、必須栄養素という訳ではなく、食べなくとも死ぬことはない。蜘蛛も普段は普通の食事を取って生きている。

体を舐めたり体液を啜ったりすればおいしい味はするが、大抵「もっと食べたい」という欲を刺激することになる。

蛾もまた「おいしい」が、「とてもおいしい猛毒」である。

また、蜂が蝶を食べてもただの人肉でしかなく、まず大事な卵及び卵床の為の餌である蝶を蜂が積極的に食べようとすることはない。蜘蛛の為に捕獲して食べさせるだけである。



蛾の毒

蛾の蜘蛛に対する「毒」は、個体や量により様々な様相を呈する。

基本的に解毒方法はない。

蛾を食べて死んだ蜘蛛の死体を調べても、既存の毒は勿論何らかの死因となるような物質は検出されない。ただ人肉を食べた跡が残るだけである。

また、蜘蛛以外にとっては蛾の肉はただの人肉であり、蝶や蜂、一般人が食べても死ぬことはない。



卵床

蜘蛛はその性別を問わず、蜂に卵を産み付けられて蜂の子を身籠もる。

蜂はその性別を問わず、蜘蛛に卵を産み付けて子孫を作らせる。

卵を産み付ける方法は、キスから性交、自分の血を飲ませるまで様々。粘膜(体内)への接触と蜂の産み付ける意思が鍵となる。卵は蜂の分泌腺から放出され、蜘蛛の身体に送られる。その際蜂は少し快感を覚える。蜘蛛は卵を産み付けられることそれ自体に特に何の感覚も覚えない。

一度に産み付ける卵の数は1〜数個。受胎の確率は8割程。

産み付けられた卵はほとんどの場合蜘蛛の腹部に着床し、そこで卵は6ヶ月〜1年程かけて成長する。

卵を産み付けた場所が腹部に近いほど妊娠期間は短くなる。ごく稀に蜂の産みつけ方や卵の潜り込み方によっては、腹部ではなく背中や脇腹の大きな腫瘍のような宿り方もある。その場合は栄養が行き届き難くて妊娠期間が長くなったり流産したりすることが増える。ちなみに、蜂が自身で産みつけ箇所を指定することは出来ない。

蜘蛛が妊娠したかどうかは蜂にはフェロモンで分かり、蜘蛛自身には吐き気、腹部の膨らみ等の徴候が現れる。通常の妊娠とは異なる為、妊娠検査薬等は効果がない。

多くは腹を食い破ることなく、肛門等から体外に出てくる。女の蜘蛛の場合は膣から出てくることもある。帝王切開も行われる。胎児の多くは羊膜に包まれて体外に出てくる。

蜘蛛は出産の負担に耐え切れず死ぬこともある。死亡率は通常の出産より元々高いが、産科に連れて行く訳にもいかないので、更に死亡率は高くなる。

卵は半数が不完全で孵らず、蜂が2割、蜘蛛が1割、蝶が2割生まれる。

蛾が生まれないのは、母体である蜘蛛が蛾を食べると死んでしまう為。ただしごく稀に、呪いによって蛾を宿し母子共々死ぬこともある。

また、通常の妊娠とは異なるので母乳が出ることはない。基本的には。

通常の「妊娠」ではなく「寄生」である為、性別だけでなく年齢も関係なく卵床にされることがある。例えば、50過ぎの男性などでも。生きて産めるかは別問題だが。


尚、創作者の嗜好で胎児でなく「卵」で生ませたいという場合は上記とは事情が多少異なってくる。

そこはお好みで。


蜂の「言いなり」

卵を産み付けられた蜘蛛は蜂の言いなりになり、蜘蛛は自我を保ったまま肉体だけ支配され、基本的に蜘蛛のもとから離れられなくなる。例えば、心から嫌だと思っていても蝶を食べることを拒否出来なくなる。

ただし、蜂が「言いなり」にしないという選択をすることも出来る。つまり出産を待たずに解放されることもある。

出産が終わった蜘蛛は、蜂の言いなりから解放される。ただ、体力を消耗しているので、逃げ切れずにそのまま新しい卵を産み付けられることもある。体力を消耗した蜘蛛がまた妊娠・出産に耐え得るかは別ではあるが。



蜂の体液

蜂の体液は、蜘蛛や蝶(蛾)の麻酔になる。プラシーボかもしれないが。



蜂の「子供」

基本的に寄生主である蜂に似るが、食べさせた蝶の特徴も引き継ぐことが多い。

例えば、赤い目の蝶ばかり選んで食べさせると赤い目の子供が生まれる等。



小ネタ

古語で

蝶:かはひらこ(かわひらこ、加波比良昌)、てふ(蝶)

蛾:ひひる、ひいる(蛾)

蜘蛛:ささがに、ささがね(細蟹)

蜂:すがる(蜾蠃)(ジガバチ(狩をする蜂)のこと、ジガバチ亜科には蜘蛛を狩るものもいる)

どれもとても古い言葉。


ただし「バタフライバース」の日本語訳はまだ生まれていない。

ちなみに日本では明治〜大正頃までは食人は薬とされたり「物好き」扱いをされたりする程度でままあったことだそうで、昭和40年代くらいまで食人の報道は時々あったそうである。




表記についての裏話

発案者が映画「スパイダーバース」のタイトルだけを知り、オメガバースケーキバースのようなものだろうかと勘違いしたのがそもそもの発端。

その為当初は「butterfly birth」と表記してツイッター企画を開催。

が、二度「verseではないか」との指摘・解説を受け、それ以上指摘を受けるのも嫌なので「butterflyverse」に表記を変更した経緯がある。

発案者は、蜂と蜘蛛の関係性も含めて、前者のままで置いておきたかった。

つまり「どっちでもいい」とのこと。


関連作品(全てR-18G扱い)

企画概要としてのもの(発案者は「基本的にこの一枚目の画像から好きに想像して貰って構わない」とのこと)


まとめ直して小ネタを入れたもの


英語訳



非常に簡単なまとめ(上記の説明を読むのが面倒な方向け)

蝶:綺麗な餌(たくさんいる)

蛾:綺麗な毒(まあまあたくさんいる)

蜘蛛:蝶がとてもおいしい、蛾もおいしいけど食うと死ぬ(少ない)

蜂:蜘蛛に卵産みつけないと繁殖出来ない(ものすごく数が少ない)



関連タグ

オメガバース ケーキバース 特殊嗜好 寄生 男性妊娠 妊夫 Butterflyverse(英語版)

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