概要
ドースバースとは、ドラッグとクランケとノーマルの三種類の人種が存在する特殊設定である。名前の由来はオーバードースのドース+ユニバースから。名前に「オーバードーズ(overdose)」が使われた理由については設定解説のほうで解説する。
オメガバースと同様に、一般人(ここではノーマル)のほうが多く、ドラッグやクランケのような特殊な人種は希少。
ドラッグと呼ばれる人種はどのような病人も治せ、クランケは生まれつき病弱でドラッグとの接触でしか病気を治せないという世界。
ドラッグは崇められ、クランケは蔑まれ憐れまれている。
ドラッグの存在は稀であるためある程度の医療や薬は発展しているが、難病にはドラッグが頼られている。そのためドラッグの存在が重宝されている。
クランケはドラッグとの接触や番うことでしか治療できないため、社会的に疎まれている。
設定解説
ドラッグ
近くに体調の悪い人がいれば接触するだけで治療することができる。本人は病気にならない。
他のドラッグと長時間接触しても影響がない。
個人差はあるが、基本的に生まれつき面倒見がよく世話焼きな気質のものが多い。
クランケ
生まれつき身体が弱く、よく原因不明の体調不良になる。ドラッグとの接触で好調する。
ドラッグと番になることで治せるが、ドラッグが死んだり番が解消されるような出来事が起こると再び体調不良になり、やがて死ぬ。
一般的な薬で病状を落ち着けることはできるが、根本的な治療は不可能。
クランケの体調不良はノーマルやドラッグに感染することはない。
ノーマル
いわゆる一般人。病気に罹ったとき、基本的に薬で治療することができる。ドラッグと接触した場合、薬の投与よりはるかに早く治すことができる。不治の病にかかった時はクランケと同様ドラッグによって治してもらうしかない。
しかし、ドラッグと長時間(30分以上)接触するとオーバードースの状態になり、様々な症状(嘔吐、めまい、意識の混濁)がでる。
長期間(3日以上)一緒にいると中毒になり、離れると死ぬようになる。
このドラッグとノーマルの関係性からドースバースの名称が決められた。
ちなみに生まれた子供がドラッグだった場合は耐性がついているので長期間一緒にいても体調不良にはならない。(代わりに体調不良の際に治してもらうこともできない。)
ドラッグの能力
ドラッグの能力は万能ではなく、即効ではあるものの薬と同様に副作用が存在する。神経痛の鎮静なら眠気、アレルギー体質の改善なら眼痛など病状に合わせて副作用が現れる。
番(つがい)について
ドラッグとクランケの間にのみ発生する特別な繋がりを番と呼ぶ。クランケがドラッグの血を飲むことで関係が成立する。
ノーマルがドラッグの血を飲むと番にはならないが、中毒になりドラッグに依存するようになる。
番になると
番になると、ドラッグは能力を制御できるようになり、ノーマルやクランケの治療を任意で行えるようになる。クランケは体調不良が治り、健康になる。
注意事項
オーバードースや病気などを取り扱う特殊設定のため、嫌悪感を抱かれやすい設定である。
タグ付けや注意書きを徹底して棲み分けを行うのが望ましい。
名称について
日本では「overdose」のことをオーバードーズというが、英語の発音はドースであるためドースバースという表記にしている。(ドーズバースのほうが発音がしにくいためでもある。)