『東方Project』の登場人物の中でも一部のファンからババァとして扱われている、西行寺幽々子、八雲紫、八意永琳、八坂神奈子の四名を一括りにした二次設定。
東方星蓮船の発売以降は、四名の内一人が聖白蓮にされている作品も見られるようになり、とりわけ幽々子と白蓮が入れ替わった場合は「尼入りババルテット」と呼ぶこともある。また、前述の五名全てが一緒の場合「東方五大老」と呼ばれたりもする。
なお、東方Projectシリーズの原作者であるZUNは「登場人物は全員子供(少女)」と複数回に渡って説明している。
東大駒場祭から
ZUN「老人が出てきてもおかしな話ですし、
やっぱり、同じくらいの年代の同じくらいの女の子で集まってると
話作りやすいですからね。結果的にそうなってしまう。」
司会「そう、軽さってことなんですよね。
なんか、こう男が出てくるとガチな勝負になってしまう」
ZUN「基本的には遊びですしね。
男が出てきたらなんかすごくでっかくて大っきな弾撃って、
速い弾一発投げれば大体勝負付くもんね。その方がカッコいいよね」
司会「でも、そこでもあえてあくまでごっこ、遊びだと言う事をやっていきたいがために少女・・・」
ZUN「まあ結局そうなっちゃうよね。
敵もそうなるし、敵で出たキャラクターを自機に使ったりすると、その繰り返しですね」
(2010年11月23日の「ZUN氏講演会」)
幻想掲示板の過去ログから
2003年12月12日の書き込み。
Q.
今まで頑なに少女しか登場しなかったのには何か重要な意図が?
A.
本気で闘う場合、少女たちが1対1で闘う事なんてあり得ないんです。
(シリアスなストーリーになればなるほど)
だから、あれは彼女達のゲームなんです。
遊びとしてみた場合、今度は均等に老若男女が入り乱れる事の方が不自然になります。
だからゲームの中では、容易に少女以外を出す事が出来ない訳です。
今までもこれからも。
萎えラジから
2007年8月11日深夜の萎えラジにおいてZUNは、「東方キャラは全て子供であり、胸はあまり無い」と述べている(この時の音声は、ニコニコ動画上に投稿された動画の11:40以降にZUNの「みんな子供だから」等の発言を聞くことが可能)。
「東方紫香花 ~ Seasonal Dream Vision.」から
その一方で、霊夢は八雲紫に「ボケ老人みたいよ?」と言い、紫が「そうね。呆けているのかも知れないわね」と返す場面もあるが、伊吹萃香は「紫の言ってる事なんて信用しちゃ駄目よ」と忠告している(詳細は下記)。
アンソロジー同人「東方紫香花」でZUNが発表した小説からの抜粋。
紫「私はこんなに忘れっぽいたちだったかしら?」
霊夢「何をブツブツ言いながらふらふらしているのよ。ボケ老人みたいよ?」
紫「そうね。呆けているのかも知れないわね」
霊夢「いや、認められても返事に困るんだけど」
原作「東方萃夢想」からの抜粋。
萃香「ああ、紫の言ってる事なんて信用しちゃ駄目よ。 存在自体がインチキなんだから」
使用上の注意
二次創作で「妙齢」と「年増」が混同されていることがあるが、妙齢は「若い年ごろ」という意味である。
「妙」とは若い意。
pixiv上においては、上記の四名の組み合わせやネタとして使われることもあるが、本来「ババァ」とは罵りの意味があるため、TPOを考えないと他者から荒らしと取られる可能性もあるので、使用の際は注意が必要である。