CV:桑島法子
概要
『シャイニング・アーク』のメインヒロインの1人。
絶海の孤島“アルカディア”のアゼル村へと流れ着いた背中に黒い片翼を持つ少女で、その容姿から島の伝承に伝わる“天使”ではないかと島民たちからもてはやされている。
ある事情で名前以外の記憶を失っており、それ故に見た目に比べて言動などが幼く、無邪気で世間知らずな性格をしており、初めて出会い、自分を介抱してくれたフリードを(半ば刷り込みで)兄のように慕っており、懐いて決して離れようとはしない。
また、シャノンからは実の妹の様に (ちなみに本人にその自覚は無いが恋のライバルでもある)、村の村長であるガルゼー村長からは実の孫の様に可愛がられている。
※この先ネタバレ注意
不思議な力が秘められた様々な歌を歌う事ができる本作におけるメインの歌姫であるが、その正体は“エンディアス”とは異なる時間の流れを持つ異世界からやっていた“異邦人”たちの使節団の一員。
物語の終盤で一時的に記憶を取り戻した際にみせた見た目相応の大人びた性格こそが彼女の本来の姿で、後述する理由により1000年前に存在した古代文明“エンフィールド”を滅ぼした張本人でもある。
元々彼女が住んでいた世界では様々な理由で「人の歪んだ想いが集まった世界の傷」とされる“カオスゲート”の集合体のような存在である「終末の巨人」が誕生してしまい、世界が滅びの危機に瀕してしまった為、他世界に助けを求める為に派遣された使節団の一員として1000年前の“エンディアス”へと来訪するが、「終末の巨人」が自分たちの世界にもやってきて滅ぼしてしまうのではないかという疑念を抱いた当時の人々はこれを断固拒否し話し合いは決裂。
さらに始末の悪い事に途方に暮れていた使節団を利用して戦争の道具を作り出そうとしたばかりか、彼らを人体実験のモルモットにしようとする不届き者たちまで現れてしまい、その行為に怒った使節団と“エンフィールド”の間で戦争が勃発。
戦乱で次々と仲間たちが倒れて行った後、全ての武器弾薬を使い切った使節団唯一の生き残りであるパニスは、歌うと命を落としてしまう為に彼女の世界では禁忌の歌*とされていた歌を怒り任せに歌い結果、文明が崩壊する程の被害を与えた。
これが1000年前の“古代エンフィールド文明”が滅びた原因である(ちなみに戦争の末期にヤケクソで投入された制御不能の超兵器がブレイドやアークの隠しボス兼真のラスボスであるトールシリーズであるらしい。なお、戦乱の影でゼロボロスが暗躍していたかどうかは不明)。
パニスは歌を歌った後、奇跡的に一命を取り留めるもののその代償として本来背中に有った両翼の白い翼は黒く小さい片翼となってしまい、その後の経緯は不明だが文明の施設で1000の長い年月の間眠り(コールドスリープ?)に就き、1000年後の現代になって記憶を無くした状態で目覚め、フリードたちと出会う事となった。
なお、フリードたちが住んでいるアゼル村はパニス達使節団が乗って来た箱舟が眠っており、その為に島の伝承や遺跡にはパニス達の事が“天使”として文献に記され、大陸の“古代エンフィート文明”の遺跡には“(文明を崩壊させて滅ぼした)悪魔”として記憶されており、キルマリアや古代人の末裔であるヴァイオラが“悪魔”と誤認して命を付け狙う原因となっていた
フリードたちを襲撃してきた異形の巨像(ネフィリム)を次々に撃破する中で少しずつ過去の記憶を取り戻して行き、異形の妖華・ハーギス撃破後に完全に記憶を取り戻すが、過去に侵した自身の罪のショックから思わず「禁忌の歌」を発動させてしまい村に被害を及ぼしてしまう。
さらに村人たちにも過去の事情を説明できなかった事から信用を失ってしまい、1人寂しく村から姿を消してしまった。それから暫くした後、異形の巨像の最後の一体となる異形の天使と融合した状態でフリードたちの前に姿を現すが、彼らの必死の説得のより心動かされ元の姿へと戻ると彼らの元へと戻り自身の過去を打ち明けた。
その後、フリード達と共に村人達を説得して回った結果、彼らの協力を得られたばかりか、「終末の巨人」への対抗手段を見出すに至り、村人全員と共に箱舟に乗って生まれ故郷へと帰還すると「終末の巨人」に「禁忌の歌」を歌い、自分たちの思いを伝えて巨人を消滅させた。
しかしその代償で再び記憶を失い、全てが終わった後にフリードたちの判断で故郷に残される事となったが、彼らが元の世界へと帰ってから暫くした後にフリード達の事を思い出し(ただし過去の辛い出来事は忘れたままである模様)、フリードの元へと帰ってくるとそのまま村の住人として、フリードの新しい家族として暮らして行く事となった。
関連イラスト
関連項目
フリード・カリム シャノン・ミルフィ シャイニングシリーズ 白パンツ
月虹の巫女カグヤ:同シリーズの中の人繋がり。