パラケルス
ぱらけるす
A.B.Aの武器にしてA.B.Aの夫(パラケルス本人は認めていない)。
本名は『フラメントナーゲル(直訳すると※誓約の爪)』と呼ばれる魔性の斧で、聖戦時代には幾多の戦士を洗脳し戦場を血で染めていた(※「フラメント=Juramento」はスペイン語、「ナーゲル=Nagel」はドイツ語である)。
敵味方の区別無く、持ち主が果てるまでその力を振るう文字通りの戦闘狂であった。別名「葡萄酒の太刀風」。ちなみにドラマCDではスレイヤーとは聖戦時代に面識があり現在の様な鍵の姿になった事に恥ずかしさを感じていた。この内容はゲームへ逆輸入されている。
鍵の形をしている為か、鍵が大好きなA.B.Aに気に入られ「パラケルス」と名付けられた末に、強引に彼女の夫にされてしまった。
しかし、パラケルス自身は現状を認めておらず、隙あらばA.B.Aから逃げようとしている。
パラケルスは聖戦が終結して尚、戦場を求めており、旅先で出会う強者に「持ち主にならないか?」と誘いをかけているが、うまく行っていない。(誘いをかけられた相手は、大概A.B.Aの凄まじい嫉妬を買う為)
ちなみに「パラケルス」はA.B.Aの生みの親の名前である(おそらく名前の由来は有名な錬金術師パラケルスス)。
普段は丸っこい可愛い犬のような顔をしているが、A.B.Aが血液を採取すると山羊の頭骨めいた悪魔じみた顔になる。
また強者の闘気にあてられると、自然と魔斧の顔つきになる。
鍵状の顔の時はA.B.Aの強烈な個性にたじろぎ、かしこまった口調で喋る。
ただしA.B.Aの要望を始め、嫌な事はキッパリと断るハッキリした性格である。
魔斧の時は、打って変わって厳しい口調となり、相対する強者の技量と力の特性を瞬時に見抜く鋭い洞察力を見せる。
GGAC+のストーリーモードではA.B.Aの念願が叶って人間の姿になれた。
ギルティギアと同じアークシステムワークス製作のBLAZBLUEの公式ウェブラジオ『ぶるらじ』にて、ギルティギアでディレクター、BLAZBLUEでプロデューサーをしている森利道がゲストとして登場する時には、ボイスを演じている関係からかサングラスを着けたパラケルスが動画に登場している(サングラスを着けているのは、森氏が普段から着けているためだと思われる)。
『STRIVE』では以前と変わりない凸凹カップルっぷりは健在で通常時は『XXΛC』と変わりないが
憤嫉モードでは頭部がドロドロに溶け落ち掛けていると明らかに異常な状態になっている。
この異変の調査に二人は赴く事となる。
設定画では憤嫉モードにて斧の形状も片側が破壊された両刃斧へと変化しており
斧部分にPARAMIRUM(奇跡)Ⅱ、首元にAZOTH(水銀)と彫り込まれている。
さらに覚醒必殺技の「鍵の支配」時には全体が赤く血の色に染まり斧部分に大きな牙を生やした口が開く。
この三段階の形態では頭部が斧部と反比例するように小さくなっておりそれにつれて隠されていたと思われる破砕された柄のような部分が現れてくる。
上述のように『STRIVE』以降やXXAC以前でも『ストーリーモード』『ドラマCD』では別の人が演じており、当初は開発であるアークシステムワークスのプロデューサーが演じていたが、後に本業の声優が演じるようになったという流れは石渡太輔氏が演じていたソル=バッドガイと同じ流れである。
ちなみに森氏と石渡氏の二人はアークシステムワークス入社以前※からの仲である。
当初、石渡氏がソルを演じていた理由は初代ギルティギア開発時に予算が足りなくて、全キャラを声優に頼むことができなかったために開発スタッフである石渡氏が演じたためであるが、森氏がパラケルスを演じていた理由については明かされていない(石渡氏がソルを演じた理由がこのような理由であるが故に、X以降は本業の声優が担当するようになったが初代ギルティギアのみ開発スタッフが演じていたというキャラはポチョムキンやチップ・ザナフ、テスタメント、ジャスティスと多い。なお、クリフ・アンダーソンのみ家庭用Xでも開発スタッフが続投して演じている)。
※ 二人ともAMGを卒業(石渡氏がゲームプランナー学科、森氏がゲームグラフィックデザイナー学科)している。