ビアンカ(パニグレ)
ぱにぐれのびあんか
「ごきげんよう。粛清部隊隊長のビアンカです……今はレイヴン隊と同行させて頂いております。」
「懺悔しなさい!」
戦場の「片付け」及び逃亡構造体の追跡、対処を担当する粛清部隊の隊長。
性格はクールで理性的。冷酷な粛清部隊の隊長ということで他の構造体から怖がられることも多いが、ビアンカ自身は公明正大で話が通じやすい。
弓の扱いに長けているだけでなく、全ての局面を冷静に把握できる視野の広さと形勢を有利に運ぶ判断力を持っている。
人間時代のビアンカは孤児であり、とある神父に引き取られて育った修道女だった。
とある事情から空中庭園を離反したカムイを捕獲する任務を遂行する為、レイヴン隊の前にカレニーナと共に現れる。
カレニーナは親友かつ戦友であり、ビアンカの髪はカレニーナが結っている。
空中庭園を離反したワタナベとは面識があり、粛清目標という以外にも何か縁があるようだが…?
零度
本編に初登場した際の機体。
属性パラメータは物理100%。
強力な単体攻撃力と必殺技の使用間隔の短さが特徴。
3チェインを使用することで3段階まで必殺技を強化できる。
被っている帽子は裏側の紐で固定されているので戦闘中に落ちることは無い。
真理
アディレ商業連盟での任務のために再起動された機体。
属性パラメータは物理20%,雷80%。
卓越した範囲攻撃力と、物理と雷属性の複合ダメージが特徴。
赤シグナルの3チェインの後に青シグナルを使用することで狙撃状態となり、通常攻撃が雷属性ダメージを付帯する遠距離攻撃に変化する。
極めて高性能の望遠モジュールを搭載しており、3km先のカレニーナの手のかすり傷に気付いたことがある。
深痕
「遡及、理解、帰還……粛清開始」
「悪夢の終わりを、ここに宣告します!」
昇格者との交戦で負傷した機体に代わり、黒野の技術を投入して新たに開発された特化機体。『鴉羽』、『栄光』、『白夜』に次ぐ4機目の特化機体である。
弓矢による中遠距離戦を得意としていた『零度』や『真理』とは異なり、可変式の剣を使った近接戦に特化している。また機体カラーも従来の聖職者然とした白基調から打って変わって禍々しい黒一色に染まっており、どこか妖艶な雰囲気を漂わせている。
腰部に携えるランタン状の探査デバイス「遡源装置」によって探査範囲内の残留パニシングを読み取って高精度な過去追跡を可能にした。深痕機体は本装置の試験運用機としての側面も併せ持つが、直接パニシングに干渉することによる重大な意識海偏移のリスクも抱えており、装置の使用には同行する指揮官のサポートが必要不可欠。
深痕専用に調整された剣杖は武器デザイナーによって「聖剣ブラックカリバーン」という仮名が与えられていたが、提案段階でビアンカ本人から即却下され、最終的に「ヘカテ」という銘に落ち着いた。意図的かどうかは不明なものの、必殺技の演出はまるっきり某セイバーのアレである。
物理100%のSランク攻撃型汎用機体。同時に専用武器「剣杖」も実装された。
高速空間中にシグナルを消費してゲージを溜める「灯杖形態」と、溜めたゲージを開放して一定時間強力な高速斬撃と必殺技を繰り出す「痕剣形態」の2形態を使い分ける。本機は極限回避しても高速空間に突入することが出来ない代わりに灯杖形態時は回避ボタン長押しで高速空間を発動可能。
- セン
粛清部隊副隊長。粛清任務において冷徹な判断を厭わないセンを支持する隊員は多く、時に温情とも取れる判断を下すビアンカとは部隊運営の方針で対立することも多い(隊全体はセン派が多数を占めているが、当のセン本人はビアンカの徹底した背景調査を行ったうえであくまで軍規に沿った判決を下すというスタンスを尊重している)。しかし任務外では2人で映画館に足を運ぶほどの仲であり、プライベートでの相性は良好。残念ながら映画の好みは中々合わないようだが…
工兵部隊隊長・兼粛清部隊のサポーターを務める戦友。行方をくらませたカムイの追跡任務で同行した。ビアンカの髪型は手先が器用なカレニーナがセットしてくれている。
構造体の改造手術を受ける以前のビアンカたち避難民の救助・護衛任務に就いていた地上防衛軍の軍人。後に空中庭園を離反して独自にオブリビオンを結成したため、粛清部隊の標的となってしまう。規律を重んじるビアンカとは相性が悪いが、同時に命の恩人でもあるという複雑な関係。
元粛清部隊の隊員。現在は執行部隊のケルベロス隊に所属している。
タグとしては中国語表記の「比安卡」も多く使われている。