ビッグザム島
びっぐざむとう
かつて大コウカイ星に存在していた島。
移動する島で、以前はそこに陸と海を治める王都があり世界を守っていたそうだが、闇の海賊団によって島ごと沈んでしまったらしい。
しかし第12話で突如再出現したことが薬商人たちによって明かされ、それを聞いたケロロとタママが宝の在処を王に聞くため、ビッグザム島に向かったのだが…?
12話中盤で動かしていた人物がクルルであったことが明かされる。
しかしクルル自身はお宝を先取りするために行った行為だったようで、ケロロ・タママ・ピーチと遭遇するやいなや「ライバルは早々に消えてもらうぜェ~」と言いながら、3人に毒電波を放った。
3人が雑音を聞いて悶える中、ピーチだけはある1つの出来事を思い出す。
それはかつて自身の両親が闇の海賊団に襲われるというなんとも残酷な記憶だった。
オクトパス「さぁ 宝玉を渡せ」
「そして宝玉の秘密を洗いざらいはいてもらおうか」
ピーチ母 「くっ…」
ピーチ父 「誰がキサマなどに…」
オクトパス「いつまで強がっていられるかな?」
そう、実はこの島、ピーチ海賊団船長であるピーチの故郷だったのである。
彼女の本当の身分はこの王宮の姫「ピーチ姫」。つまり闇の海賊団によって故郷を滅ぼされていた姫だった。ちなみにどこぞのキノコの国のお姫様と呼び名が同じだが、別に関係は一切ない…はずである、多分。
ピーチ自身は幼かったのでこの時の記憶はほとんど覚えていなかったが、彼女の身を守るために執事であるポポルが両親の代わりに彼女の身分を隠して匿っていた。そしてクルルの電波によって一連の出来事全てを思い出してしまう。
両親は連れ去られただけで殺されはしなかったが、その際一緒に伝説の宝も闇の海賊団に盗まれてしまった。
裏の顔としてふるまっていたのもかつて平和だった世界を取り戻すためと両親を助けられなかった自身の弱さを隠すためで、その事件の数日経ったある日、両親と世界を救うために自身が船長を務める「ピーチ海賊団」を結成して闇の海賊団を討伐しようと決意し、それを覚悟したかの如く「私はもう 泣くのをやめます…」と発言し、自らの長い髪を切った。それが現在に至るまでのピーチ船長の成り立ちであった。
クルルとの騒動が一旦落ち着き、ピーチは「国の平和のために王と女王を助け出してほしい」とケロロにお願いをするが、ケロロは「素直に言えばいいでありますよ」と指摘する。
そのことに衝撃と感銘を受けた彼女は、今までため込んでいた負の感情を吐き出し「私の両親を助けて…!」と泣きながらお願いした。
こうしてケロロ海賊団は闇の海賊団討伐を目指すようになる。
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アイム・ド・ファミーユ…同じく敵対組織に故郷を滅ぼされて海賊になった元お姫様。ちなみに登場はピーチの方が先。