概要
海賊が多く住んでいる海の星で、陸に住むものと海に住むものの2つの勢力がある。
本家の舞台である地球やケロン星との関係性は明かされていないが、ケロロたちは知らなかったため前作の舞台惑星同様知名度はかなり低い(もしくは地球と同等)ことが窺える。
ケロロ小隊はこの島にある「伝説の宝」を探すために来たが、ある出来事をきっかけに闇の海賊団討伐も目指すようになる。
情勢
名前からも分かる通り、面積で言うと海の方が多いが、元々は陸地が多くあった船も必要のない普通の星だった。が、大雨等の異常気象によって海面上昇したことにより陸地が減ってしまったという過去がある。
もちろん陸の住人たちの多くはそれ以前は陸地に住んでいたのだが、その海面上昇の影響で住む場所が無くなったため、多くは海賊に転職して生活をするようになる。
この星の住人は「コウカイ人」と呼ばれており、見た目も様々。特に陸に住むものの中には地球人に似ているものもいる。
勢力は上記のように深に住む人と陸に住む人の2つがあり、かつてこの2勢力は敵対関係であったのだが、陸の王と海の王女が結婚したことで世界が1つとなり平和になったという。しかし闇の海賊団が海の住むものの場所を汚したことで再び敵対関係となってしまい、現在に至る。
上記のように住むものの大半は海賊であるのだが、本星での海賊は一般的な海賊を指す語とは定義が少し異なり、海で住む者たち全般を「海賊」と呼ぶ。
ピーチによるとその定義自体も幅広いようで、【海で商売する者】【役立つことをする者】なども「海賊」と呼ぶらしく、いわば職種の1つとされる扱いらしい。
なぜそう呼ぶようになったのかについては作中でも明かされていないが、タママの「『海賊』というよりむしろ『海族』ってことことですかぁ?」という素直な疑問に対してピーチが「そうとも言う。だが……『海賊』と言った方がカッコイイだろ?」と発言していたため、最大の理由はニュアンス的に響きがいいからというものである模様(ピーチが嬉しそうな顔で回答したことを考えると、どうやら本星での『海賊』という語はかなりポジティブな意を成す語彙なようである)。
主な用語
都市・島
ビッグザム島
この星の王都。2つの勢力を治めているため、島ごと移動する。
2つの勢力が友好関係だったのもこの島があるからこそであり、この島が無くなると対立が起きやすくなる。
巻き貝島
冬樹のそっくりさんであるフーユの故郷。店がほとんどない寂れた島。
異常気象によって商業船が来られなくなったことで廃れてしまったらしく、昔は今ほど寂れてはいなかったらしい。
ワッカ島
小雪のそっくりさんであるこなゆきの故郷。円の形をしている小さな島。
元々は周りに山脈があった大きな丸い地形だったが、異常気象によって山脈が沈み、生け簀のような地形になってしまった。また島自体も貿易船がたくさん来たことで有名な島だったのだが、巨大魚が入り込んできたことによって廃れてしまった。
組織・勢力
ピーチ海賊団
桃華のそっくりさんであるピーチが船長を務める海賊団。本作における味方勢力である。
当初はタママが勝手に乗り込み勝手にケロロと敵対するが、ピーチに怒られ、ケロロたちの拠点になる。
闇の海賊団
本作の敵勢力にあたるもので、クラーケンが船長を務める悪の海賊団。ピーチ曰く「巨大組織」とのこと。
ギロロ海賊団
ギロロが結成した自身が船長を務める海賊団。立ち位置で言うと第三勢力にあたる。
海の大海賊団
正式な勢力名は不明。ワン・ジンが船長を務める海の大海賊。
薬商人
さまざまな薬を作っている商人たち。
貝殻形の薬を作っている。立ち位置で言うとサポート側。
移動する際は「薬商船」という巨大船を使う。