概要
『ケロロ軍曹』のメディアミックス作品の1つ。
漫画版の正式名称は『ケロロパイレーツ ケロロ軍曹特別訓練☆大コウカイ星の秘密』で、2009年3月末に本格終了したメディアミックス作品『武者ケロ』の後継作。本作品開始とほぼ同時期にカードゲーム『ケロロクエスト』も開始されている。
前作が戦国モチーフの"陸"作品だったのに対し、本作は海賊をモチーフとした"海"作品になっている。
なお本作はアニメ化されていないものの、プラモデル等は発売されている。
主なメディア展開
基本的なストーリーは
という内容。
それ以降はメディアによって展開が異なる。
ケロプラ版
前作同様ケロプラの組立表と一緒に掲載されている。
シリーズ全体としては正規シリーズとしてカウントされており、番号も本編や武者ケロシリーズからの通しになっている。
ただし付属の漫画としては前シリーズとは違い、漫画版で描くことができなかった未公開シーンを収録したようなエピソードとなっている。そのため本シリーズは前シリーズのケロプラ版とは直接関係がなく、このバージョンを見ただけでは完結しないものになっている。
また本シリーズは4コマ(DX版のみ通常バージョン)となっており、尚且つロボなしの単体ものが発売されなくなったことから、前シリーズに比べるとストーリーの内容が圧倒的に薄くなった。
ちなみに本シリーズでは『ケロロクエスト』や『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』との連動企画が行われており、ケロダッシュには『ケロロクエスト』の限定カードが、ドロスカイには『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』のケパロウの地図がそれぞれ特別付録として入っている。
漫画版
こちらでは前作『武者ケロ(漫画版)』の続編として描かれている。
そのため大コウカイ星に行くことになった理由も「ラン星から帰って来たにもかかわらず一向に地球侵略をする気配がないから」とされている。また物語序盤でケロロ小隊が武者装備を着て旅をすることになっている他、前作の敵キャラである武者ヴァイパーがゲスト出演という形で出てくるなど、前作の続編であることを意識した描写も多くなっている。
なお本作のイラストレーターは前作の『武者ケロ』と異なり大槻朱留氏。その関係上、全体的なストーリーの展開がお色気要素の多い原作寄りのものだったのが、アニメ寄りのギャグストーリー寄りとなっている。
四コマ版
こちらも前作同様ケロロランド等漫画雑誌に連載されたバージョン。
ケロロランドではlov.28から連載が開始され、本作スタートと同時にクルルが各隊員のパイレーツマシンを紹介してくれる新コーナー『クルル パイレーツマシン設計所』も開始された。
コーナー自体はlov.34で終了したが、四コマはlov.32と一足先に終了している。
登場人物
ケロロ小隊
本作の主人公。一人だけ燃料が空になっており、いきなりピンチになる。
ヘルメットのようなものの両サイドに角がついた兜をかぶっている。(画像がなかったので説明)
敵の海賊船(後のピーチ船)に一人で乗り込み、ピーチと出会う。
その特徴的な髪形と怖い人相で海賊団を圧倒させている。
メカニックなところは相変わらず。ケロロたちに作った新作ロボには秘密がある模様。
宝探しに興味がないドロロは、情報収集をしながら辺りをパトロールする。
そこで目にしたのは海で倒れていた人だった…
その他の人物(漫画版1巻のみ抜粋)
ケロン軍本部の命令で新しい装備をケロロ小隊に届けに来たガルル小隊の看護兵。
イチロー
戦国ラン星にいた武者ヴァイパーの長男。伝説の宝の収集とケロロ小隊の復讐のために兄弟と一緒に大コウカイ星に向かう途中、高波に攫われて漂流してきた。
フーユ
ピーチ
桃華のそっくりさんで、海賊船の船長。こちらは表の顔が裏桃華になっている。
ポポル
御馴染みの宇宙警察。ケロロたちが乗ってきた宇宙船を違法駐車として持って行ってしまう。
本作の敵キャラで、闇の海賊団の船長。
余談
- DSゲーム『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』では海賊エリアのコスチュームとして、モアーナからプレゼントされる設定になっている。
- 『ケロロ軍曹』の5thシーズンのEDに海賊王ケロロたちが登場している。
関連タグ
宇宙海賊…合っているようで間違っている言葉。