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概要編集

デビルメイクライ』に登場する上位悪魔の一体。

魔界を総べる帝王ムンドゥスの家臣であり、ダンテが初めて相対する上位悪魔でもある。


名前のファントム(Phantom)は「幻影」「実体がない」の意だが、DMCのファントムにそのような要素はなく、どこからこの名が付けられたのかは謎。放射される熱によって周囲の景色が歪んて見えるという解釈だろうか。


岩石のような硬い外殻を持つクモ型の悪魔。腹部分が開閉式になっており、サソリの尾ように変形可能。しかし変形時は弱点が剥き出しになるため普段は閉じており、ここぞという場面で用いる。


人間を「虫ケラ」と見下す典型的な悪魔思考だが、一方でダンテの安っぽい挑発に顔を真っ赤にするという短気な一面も持つ。

しかし曲がりなりにも悪魔であり、戦闘では多彩な搦め手を披露するほか、不利になればすぐ撤退し、狭い通路での不意打ちなど卑怯な手も躊躇なく用いる。


幾度とダンテを強襲し執拗な猛攻を見せるが、最終決戦であるバルコニーでの激戦の末、地面の崩壊により真下のエントランスへ落下。騎士像の槍に腹部を貫かれる。最後はダンテにあの魔剣士「スパーダ」の姿を重ね、恐怖を感じながら絶命した。


続編の『2』でも登場。しかし何故いるのかについての説明が一切なく、また喋ることもないうえ、サイズも『1』より若干小さくなっている。

『1』にはファントムベビーという幼体がいることから、ファントムは種族名で複数の個体がいると推察でき、成体になったうちの一体がダンテに襲い掛かってきたと考えるのが自然か。

『5』でもケルベロス、ゲリュオン、ギルガメスといった従来の悪魔が固有の存在ではなく、種族単位で繁栄しており複数いることが示唆されている。


ゲームにおいて編集

本作最初の初見殺しで、ミッション3という操作もおぼつかない序盤で登場する。


弱点である頭部もしくは腹以外の攻撃を受け付けず、正面に立てば高威力の火炎弾、筋肉の詰まった腕で殴られたり挟まれたりで反撃される。距離をとればマグマ噴火攻撃で応戦され、中途半端な間合いにいると尻尾の強烈な突き攻撃が繰り出される。

こいつに心をへし折られたデビルハンターはいざ知れず。


しかし実際のところ、難度ハード以下なら魔人化してスティンガーを連打すればゴリ押しで撃破できる。それに気付けるかどうかが突破の鍵であり、魔人化の重要性をプレイヤーに教える「先生」的な立ち位置にいると言える。


難度ダンテマストダイになると魔人化攻撃にも耐性を持つようになるため、スティンガー戦法では泥仕合になりがちで、ここからは弱点の腹部を狙っていくことになる。

エアハイクからの兜割りが基本戦術だが、カメラアングルや操作性により狙いを付けるのは難しい。如何に奴をスタイリッシュに撃破できるかで、実力が推し量れるというもの。


スタイリッシュヘタレアクション

なお探索ミッションで妨害役として登場することもあり、いわゆるジャンプスケアや追われる恐怖で一部プレイヤーを怯えさせたとか。


関連タグ編集

デビルメイクライ クモ サソリ

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