「オレ様は大人になってもずーっと笑ってる!」「センパイミーも!」
概要
漫画『家庭教師ヒットマンREBORN!』の登場人物、フランとベルフェゴールの腐向けカップリング。
関係
2人は独立暗殺部隊ヴァリアーの同僚で、ベルフェゴールが先輩、フランが後輩にあたる。霧の幹部の前任はアルコバレーノのマーモンであったが、10年後の世界ではフランが後任を任されている。
出会いはベルフェゴールとスクアーロがフランをスカウト(拉致)に訪れた際、「堕王子にナイフをガンガン投げられて捕まって縄にくくりつけられて運ばれた」場面と推測。
その入隊の経緯についてフランは「あん時ですよ、ちょっと色々あって仮王子をいつか殺すと決めたのはー」と話している。ちょっと色々の詳細は明かされていない。初対面から仲は最悪のようである。(25巻ルッスーリア三丁目)
ベルフェゴールはフランを「カエル」「クソガエル」「コーハイ」
ごくたまに「フラン」と本名で呼ぶ。
フランはベルフェゴールを「ベルセンパイ」「堕ちちゃった王子(堕王子)」「仮王子」
を満遍なく使って呼ぶ。
仲が悪いふたり
二人は犬猿の仲であり、初登場のシーンでは任務でペアを組まされた際、お互い舌打ちをかまし、これでもかと不満を訴えている。特にベルフェゴールは完全にフランに対して殺意を覚えており、実際に何度もナイフを刺しまくっているがフランはケロッとしている。一応痛みはあるようだが出血は見受けられない。決してベルフェゴールが手加減をしているわけではないようだ(驚きながら「おい…刺さったら死ねよ」と発言している)。
また、フランのカエルの被り物を被せているのはベルフェゴールである。理由は「前任のマーモンって人の代わりだとかで」とあるが、カエルにまつ毛を生やしたり駄菓子屋のシールでカスタマイズをしたりと、真の理由は単なる嫌がらせ、もしくは憂さ晴らしだと思われる。
一方フランは殺意をむき出しに迫る事はないものの、「いつか殺す」「センパイ殺す許可もらいますー」と頻繁に殺人予告はしている。背中に刺されたナイフをわざわざ目の前で折って捨てたり(24巻)、外すなと命じられたカエルをわざと部屋の外の見える場所に置いて就寝したり(28巻ヴァリアーのアジト)ベルフェゴールの死体をどんな感じにするか戦いを放棄して考えたり(アニメオリジナル)、積極的に煽っている。
仲のいいふたり…?
仲の悪い描写が目立つ二人だが、二人でじゃれているエピソードも同じ(もしくはそれ以上の)頻度で描かれている。
真六弔花戦では六道骸とフランが参戦するシーンの後、真っ先にベルフェゴールがフランの元に駆け寄り「おーいフラン」「ハーイセンパーイ」
その後も事務的な会話を繰り広げつつ、戦闘が再開した後もヴァリアーサイドと黒曜(骸)サイドに分かれていたはずのふたりはずっと同じコマに収まっている。君たちの持ち場はお互いの隣か。
また、フランの匣についての詳細は明かされていないが、所謂オフザケの匣としてベルフェゴール人形が飛び出す匣を所有している。どう考えても手作りの代物である。さすがの六道骸も「ふざけた匣兵器はおやめなさい」と若干引き気味であった。(29巻)
※以下、小説のネタバレ含※
隠し弾4"弔いの花は散る"エピソード「10年後の王子様ゲーム」では、二人がただしりとりをするだけの話が掲載されている。勝敗はベルフェゴールの劣勢。フランの話す台詞の語尾が「ですー」「からー」など、「のばすやつがみんな最後はう、とかあ、になる」為である。
このゲームには勝った方が負けた方に罰ゲームというルールがあり、フランが迫るとベルフェゴールは頰にかすかな赤みがさした。
「む…無理無理…王子相手に…」「リ、リセットだぜ、こんなの!最初からもう一度…」
「どこから行こうかなー」「あ、あわてるなよ…落ち着けって…」
全て原作である。
エピソード内のベルフェゴールは完全にフランに主導権を握られているように思われる。
ちなみに、ベルフェゴールのしりとりの敗因(語尾に「ん」の付く最後の単語)は「フラン」である。
※以下、リボコンネタバレ含※
"家庭教師ヒットマンREBORN!ボンゴレ最強のカルネヴァーレ4 BLUE"では、ベルフェゴールとフランのデュエットソングが公開されている。空耳「お前ら幸運だな!オレのフランの歌が聴けて」は一部の層では有名な事件である(正しくは「オレとフランの」それもそれでいい)。
「おーいフラン!てめーちゃんと歌えんだろうな?」
「当たり前ですー、センパイこそ大丈夫なんですかー?」
「当たり前だろ!だってオレ、王子だm」「「うーーーー!いえーーい!」」
「オレ様は大人になってもずっと笑ってるー」「センパイミーも!」
「だってだって笑ってた方が…」
「「ずっとずーっと楽しいもん!」」
犬猿の仲設定はもはや何処へやらな仲良しっぷりを発揮したが、ルッスーリアには「かわいいと思われようとしてる」と酷評。あの姐さんも流石にかわいいと思ってしまった模様だ。
なお、ただでさえ2番が熱烈なフランのキャラクターソングは本記事では割愛する(詳細はベルフラの記事を参照)。
また、グッズでも頻繁にペアで販売されるふたりだが、
クリアファイルの描き下ろしイラスト"くつろぎコレクションファイル"では、休日に街中をお出かけするふたりの姿が公開された。両手にソフトクリームとパンを持つニッコニコのベルフェゴールと、荷物持ちを任されて心から不服そうなフランだが「休日にふたりで街に遊びに行く」程の仲であることは明らかになった。
ちなみに、コラボカフェのベルフェゴールのメニューでは、「ベルセンパイが切り刻んだケーキ〜ミーのマシュマロ添え〜」まさかの添える仲である。
標的138事件
フラベルの発端とも言えるアニメオリジナルのエピソード。ベルフェゴールの兄、ラジエルが「お前と左右対称にあるハラのアザと…お前がつけたこのキズが証拠じゃね?」と腹の傷を見せる際、原作ではそのまま何事もなく回想へと移るが、アニメではフランがベルフェゴールの服をおもむろにたくし上げた。
咄嗟の行動にベルフェゴールは「何してんだよ……」と明らかに動揺。ここで彼は突然のセクハラには反応が遅れることが窺える。フランはいけしゃあしゃあと「だってお兄さんの言うことが本当か確認しないと駄目じゃないですかー」と発言後、(ベルフェゴールが動揺したのか)珍しくナイフではなく素手で殴られている。
また、アニメオリジナルのエピソードは他にも複数追加されている。
【投石投岩投ナイフ〜バイオレンスな悲劇】
「投ナイフ…って、そんな言葉ありましたっけ?」「うるせっ、人の回想に茶々入れんな!」「危ないから良い子は真似しちゃいけないよー(画面の向こうの私たちに向けて)」「誰に向かって言ってんだよ!」「どうぞ、話を続けてくださーい」仲がいい
【ラジエルを幻覚で撒くシーン】
「偽物とはいえ、オレの死体ってのは気にいらねーな」「(中略)特にセンパイの方は念入りにしましたからねー」「センパイが戦ってるあたりからどういう感じにしようか考えてましたからー」「完璧ですよっ」「戦えよ!!」仲がいい
【ラジエルVSXANXUS戦後】
「その場にいたらこっちも巻き込まれてたかもしれませんよー?ほら、ただでさえ敵はベルセンパイの兄弟ですしー、まとめてどかーん」「……もう少しゆっくり行くか」「さんせーい」フランの意見を聞いた!
【戦闘終了後】
ベルフェゴール「それって」フラン「ミーたちのことですかー?」なぜか分担するセリフ…
【白蘭の端末の内容について】
「なーんか、好きなこと言っちゃってる感じ!」「センパイみたいですねー」「カッチーン」仲…絶対いいよね…?