ブドー(アカメが斬る!)
ぶどー
皇帝が最も信頼する大将軍で、エスデス将軍と並ぶ帝国の誇る「切り札」の一つ。
大将軍の家系で生まれ、代々武官は政治に口出しべからずと言う教えを守り、国家の安泰のみを願う武人であり、皇帝から英傑と呼ばれ、その武勇に大臣も一目置くほど。
厳格な性格で、帝都を守る要として敵を殲滅する強い意志を持ち、帝国内で唯一大臣たちに明確な嫌悪を示しており、「賊の狩りが終わったら、次は国を腐らせている官僚を狩る」と大臣に正面から宣言するなど、帝国側でも大臣の影響下にはない事を窺える。
武人としての誇りから賊狩りを低俗として好まず、オネストから「賊狩りは彼のプライドに反する」と判断され、「ナイトレイド」に関わらせない。
直属の近衛兵を率いり、練兵場にて部下達と共に自身を鍛えている。
また、近衛隊長として、宮殿内を守護し、僅かな争いを見逃さず、たとえ大臣の息子であるシュラに対し、問答無用で処断する気概を見せる。
また、ウェイブとシュラの対決の審判役として見守り、対決後は2人の実力を賞賛するなど、武人の志を持ち合わせている。
アニメ版ではシュラと共にタツミ、ラバックを待ち伏せし、タツミと戦うが、タツミの一撃を「迷いのない太刀筋」と言って賞賛し、名を聞き、それを真摯、愚直と言うなど今までの敵とは接し方は違うなど、たとえ敵であってもその強さに敬意を表するなど武人としての一面を見せた。
タツミの処刑の際、彼を助けに来たマイン達と戦い、帝具アドラメレクでレオーネを電撃で行動不能にするなど、一時は有利であったが、マインの捨て身の攻撃との打ち合いの末、敗れて戦死するが、マインも致命傷を負ってしまった。
籠手型の帝具。威力が地形に影響を与えるほどに高く、防御しても衝撃だけでかなりのダメージを食らう上に電撃で痺れてしまう。威力が高く、雷撃を円状にして攻撃を防ぐなど攻防に優れている。アニメ版では雷撃を操っているような描写で描かれている。
奥の手は「ソリッドシューター」。巨大な雷の玉を作り、放出する。
作中でのブドーは「エスデスと並び称される程の豪傑」とされているが、作者のタカヒロ曰くそれは家柄によるところも大きいようで、もしエスデスと普通にぶつかった場合、実戦から離れていた"勘の鈍り"を突かれてしまうため敵わないだろうとされている。
全盛期より衰えた現在ですら、ナイトレイド複数人を相手に追い詰めていたことを考えると、もし彼が全盛期の頃の実力であったならばマインの致命傷だけでは済まなかったかもしれない。
読者からは腐敗しきった大臣の悪政に軍人だからという理由で介入しなかったためニート扱いされている。帝国の名門出身である彼が政治にもっと興味を持って動いていれば良識ある政治家などの犠牲が少なく済んで皇帝が処刑されなかった可能性が高い。
演じている郷田氏はアニメ版の音響監督も兼任していた。