概要
西ドイツ海軍が所有していたフリゲートのひとつで、ケルン級フリゲートの最終6番艦。1964年6月に就航した。
この名を冠するドイツ海軍艦艇としては2代目。
戦前の前弩級戦艦から受け継がれた艦名で、排水量が減少されたものの、34ノットの快速を生かして数々の哨戒任務に大いに貢献した。母港は就役始めはクックスハーフェンだったが、1968年にヴィルヘルムスハーフェンへ転属となり、退役までこの地を見守ってきた。
最期
1989年7月に、無事にドイツの海域を終え、退役となった。その後トルコ海軍が、エムデン(フリゲート)とカールスルーエ(フリゲート)をそれぞれ、「ゲムリク」と「ゲリボル」の名で就役させていた他、リューベックを部品取り用に買い取った。そのトルコ海軍は1989年に「ゲムリク」(旧エムデン)を退役させ、その代艦として本艦を引き取り、2代目「ゲムリク」として再就役させたが、1995年に退役となった。