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ブラック(ガンバとカワウソの冒険)

しっこくのやけん

ブラックとは1991年に公開の映画「ガンバとカワウソの冒険」に登場した悪役。野犬軍団の頭領の、全身真っ黒な野犬である。別名『黒い悪魔』
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「早くしろ!!見たくないモノを見ることになるぞ!!」

「お前達からだな!」


概要編集

CV:大塚明夫

4匹の野犬達を率いてカワウソを狙う漆黒の野犬。右の目から頬にかけて傷があり、赤く光るなど揖斐つな面を見せる他、体中の毛がドス黒いオーラを纏ってるかのように逆立っている。

また、激昂すると傷と共に目と口の中が真っ赤に光りだす。


作中では、アニメ版及び前作の劇場版の敵である白イタチのノロイと同様、ガンバ達ネズミとも直接会話をしているところから、ネズミの言葉も理解していると思われるが、その詳細は不明。そしてノロイと対照的な事は、会話をしている時でさえ、口が動いていない事である。


また、前作の敵であるノロイが白を基調としたキャラクターだったため、今作は名前の通り対照的な黒を基調としている。そのため、ノロイが『白い悪魔』と呼ばれるのと同時にブラックは『黒い悪魔』と呼ばれている。


基本的には部下の野犬を使ってカワウソやガンバ達を襲うため、自ら行動に出ることはほとんどない。また、野犬グループの中にはウキクサというネズミがおり、ウキクサの持つ鏡のような物でカワウソの存在を知らせる。


元々は狩猟犬として人間に飼われていたが、自由を求めて野に下り、数匹の野犬を束ねている。狩猟犬だった頃の記憶が体に染み付いているためカワウソを見ると狩らずにはいられない性質。カワウソを楽しみのためだけに執拗に狙ったり、スパイだった裏切り者のウキクサを殺してしまうその狡猾で冷酷な行動は、どこかノロイを髣髴させる。

ただし作中においてガクシャやガンバは、前述の「狩猟犬だった頃の記憶」に基づいたブラックの行動などを、人間との関係に基づいて批判したり同情する台詞を発しており、この点においてブラックはノロイよりも「人間」に影響されたキャラクターとしての色彩が強い。


余談編集

ブラックの声優の大塚明夫氏は、ノロイを演じた大塚周夫氏の息子であり、奇しくも親子で、ガンバの前に立ちはだかる恐るべき強敵を演じることになった。


関連タグ編集

黒いアイツ 黒い悪魔  野犬

大塚明夫


ノロイ…前作ガンバの冒険の悪役にして、ガンバたちの宿敵。黒い悪魔だったブラックとは対照的な『白い悪魔』


ザクリ…アニメ版、原作版のガンバの冒険に登場する敵役の黒いキツネ。同じく残忍かつ強大で恐ろしいが、ノロイやブラックのようにネズミの言葉はしゃべらず、単独で行動し部下のキツネもいない。

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