概要
ウェブリー社が1868年に王立アイルランド警察のリボルバー用に開発した設計図を元に当時の英国標準弾である.442ウェブリー弾と.450アダムス弾に対応させる様に改良し1872年に発売されたリボルバーである。ただし正式に商標を登録したのは1878年だった。
ウェブリーM1868とも言われるが、こちらの名称はブリティッシュ・ブルドッグとは呼ばれない.320と.380口径の派生型も含む。
当時の覇権であったイギリスの絶賛売出し中だったウェブリー社の製品であり、威力もあって小さいから護身用に最適ということで人気を博し、世界中で派生型や粗悪コピー品が作られるようになり、様々な改造も成されるようになった。そのため無改造のウェブリー社製正規品はかなりの希少性があるとされる。
特にアメリカでの人気が高く、反動軽減とコストダウンの為に.442 ウェブリー弾を元にした.44ブルドッグ弾という専用の弱装弾まで作られた。アメリカの第20代大統領ジェームズ・A・ガーフィールド暗殺に使われたことでも有名。
ベルギーではそのアメリカへの輸出を目的としてフロンティア・ブルドッグに代表される多数の粗悪コピー品が製造されている。
元々の想定市場であるアイルランドでは正式採用以外に民間向けにジョセフ・ブラデル社がロンググリップカスタムであるアルスター・ブルドッグというバージョンを作った。
ブルドッグ
とんでもない人気によりこの銃の名は、いつしか短いグリップとエジェクターロッドを備えた短銃身のダブルアクションリボルバーを総称するようになった。
フィクションでの使用
BF1 - 第一次世界大戦を題材にしたPvPメインのFPS。兵科:援護兵のサイドアームとして使用可能。
性能
全長 | 152mm |
---|---|
銃身長 | 64mm |
重量 | 430kg |
使用弾薬 | .442ウェブリー弾(11.1×18mmR)または.450アダムス弾(11.6×18mmR) |
装弾数 | 5 |
口径 | 45口径 |