概要
粗悪安価メーカーとして有名なアイバージョンソン社がまだ粗悪安価では無かった時代である1894年に出したトップブレイクのリボルバー。はっきりしたモデルナンバーがなく、愛称としてセーフティハンマーやセーフティオートマチックとも呼ばれる。
後の普遍的な安全機構であるトランスファーバーシステムとトップブレイクした時に自動で排莢される機構をいち早く導入した。
この事で当時のリボルバーとしては安全性がかなり高く一番のヒット商品になったが、モデルナンバーしておらずネームバリューを保てなかった事と、軍用リボルバーの世界では負けず劣らずの安全性を持つリボルバーがあったことから、それらが退役し民間に流れた第二次世界大戦後から徐々に売れ行きを落とした。
アメリカの第25代大統領ウィリアム・マッキンリー暗殺に使用された事で有名。
第35代大統領ジョン・F・ケネディ暗殺にも使われたと言われているが、そちらはこれではなく別製品でカデット55S-Aという22口径リボルバーである。
性能
全長 | 100~132mm |
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銃身長 | 50~82mm |
重量 | 340kgほど |
使用弾薬 | .32S&W弾または.38S&W弾 |
装弾数 | 5 |
口径 | 32口径または38口径 |